今日の撮影ではありませんが、ずっと発表しようと思っていたタンポポのお話をします。まだシーズン中なので、GWにお出かけになったりして、タンポポを見かけたら、チェックなさってみてはいかがでしょう。
関東地方に生えているタンポポには、日本在来種のカントウタンポポと帰化植物のセイヨウタンポポがあります。後者のほうが幅を利かせていると言われ、古河でも道端や総合公園ではセイヨウタンポポがほとんどです。
でも、カントウタンポポが生えている場所を発見しました。それは、渡良瀬川の土手です。両者をどうやって見分けるのかというと、花の裏側をのぞくとすぐわかります。
カントウタンポポは緑の部分(専門用語では総苞外片というらしい)がしっかり寄り添っています。セイヨウはこれの先端が反り返っています。
同じ種でも個体差があるのかもしれませんが、ここに生えているものは、花びら(本当はその1つ1つが花なんだそうです)が少なく、背丈がひくいものでした。
また、セイヨウタンポポは群れて咲いていることが多いのですが、これは一株ごとに独立して咲いていました。そのけなげな様子に、外国勢に負けないで、がんばってねとそっと声をかけました。