テーマ:都市計画・まちづくり(105)
カテゴリ:古河市の発展
きょう、平成17年国勢調査の速報が入ってきました。古河市の人口は14万5268人で、平成12年から17年までの人口増加率は-0.8%でした。たしか平成16年ぐらいまでは伸びていたはずなので、ここ1年ぐらいの落ち込みが激しいということになります。
近隣の境町は-2.7%、五霞町は-3.3%、坂東市は-2.0%、八千代町は-3.1%でしたが、茨城県全体の増加率-0.4%に比べると、-0.8%というのも胸を張れる数値ではありません。守谷市(+6.6%)、牛久市(+5.4%)、つくば市(+4.6%)など、お隣の県南地域と県西地域の明暗がくっきりしてしまいました。 原因として考えられるのが、景気低迷の中で工場類が撤退したということが大きいと思います。雇用が減れば人口が減るのは当然のなりゆきですから。もう一つは鉄道の不備です。故・永岡洋治議員が指摘されていたように、県西地域は産業活動や居住環境としての利便性に欠けるのです。 今まで古河は利便性が高いと思われてきました(特に駅周辺の住民には)。国道4号や東北本線などが走っているからです。そして関東の中央にあるという自負がありました。合併前までは周囲を全て町や村に囲まれていましたので、現実に気付きにくかったのもあると思います。 人口が減るということは、人間で言えばやせ細っていくのと同じことです。商業にも深刻な影響を与え、博物館や美術館などの施設や公園の維持にも大きな経費がかかるのですから、もう一度、元気になれるような都市戦略を立て直す必要があるのではないでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月17日 18時16分58秒
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