カテゴリ:自然のめぐみ
秋の七草、ごぞんじですか? 山上憶良が万葉集で詠んだ歌にある秋の野草で、ハギ、キキョウ、クズ、ナデシコ、ススキ、オミナエシ、フジバカマの7種類だと言われています。このうち、ススキとキキョウは以前、紹介しました。きょうは、ハギとオミナエシを見てきました。
ハギ(萩)は、正確にいうと「草」ではなく木です。万葉集で、ハギはウメやサクラを抑えて最も多くうたわれていた花だそうです。これは意外ですね。秋のお彼岸のときに食べるあんころもちのことを「おはぎ」といいますが、これはハギにちなむとのこと。春のは「ぼたもち」といいますが牡丹餅であって、同じ食べ物なのだそうです。実は「おはぎ」を買ってきたのですが、うっかりして写真を撮らないうちに食べてしまいました。まぁ、いいか~。知らない人はいないだろうし…。総合公園には赤い花(たぶんマルバハギ)と白い花(シロハギ)が咲いています。 オミナエシは漢字で書くと「女郎花」ですが、「男郎花(オトコエシ)」という植物もあります。そちらのほうががっちりしているそうですが、写真で見る限り、花の色以外そっくりに見えます。調べてみると「エシ」の部分は「メシ」が変化したものといわれ、オミナエシの黄色は粟(アワ)飯、オトコエシの白は米飯を意味しているんだそうです。そういわれてみると、つぼみは粒々だし、かたまって咲いているようすが、茶碗に盛ったご飯にも見えてきますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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おはようございます♪
萩の花や女郎花も写真で撮りましたが じっくりお花の名前の由来などあまり考えず こちらで勉強になります。お彼岸の時のおはぎはこの 萩の花にちなんでいたんですね。春もおはぎと言って おりました(笑) おみなえしも女郎花と書くのも最近知りました ついでに男郎花(オトコエシ)という名前も… こうやって考えてまたお花を観察すると面白いですね♪ (2007年09月21日 08時12分30秒)
るんるんるんこさん
そうなんですよねぇ。知らないことがいっぱいあります。 秋の七草には、おとなしめの花が多いですが、 由来を知ると日本の文化をたっぷりと楽しめますね。 (2007年09月21日 21時06分04秒)
ちこもはさん
なんか、「トリビアの泉」みたくなっちゃいました~。 私も「オトコエシ」という名前の植物があると聞いたとき、 「へぇ」ボタンを連打したくなりました(笑) (2007年09月21日 21時07分43秒)
女郎花と書いてオミナエシ…
なかなか読めないですね。 昔さだまさしさん(グレープ時代)の歌に女郎花というタイトルがあって、これに関しては高校時代から読めたんです、というのもたいした自慢にはなりませんが。 春は七草がゆなどありますが、秋は割と地味ですね。 (2007年09月22日 13時19分59秒)
swallow angelさん
さだまさしさんの歌に「女郎花」というものがあるのですか? あっ、ほんとだ~。ほかにも「秋桜」、「案山子」、「向日葵の影」、 「桜桃」、「春女苑」、「檸檬」などが・・・クイズみたい。 春の七草は食べられますが、秋の七草は食べられませんよね。 (2007年09月22日 21時13分33秒)
こんばんは~♪
春の七草は、言えても秋の七草は苦手です。 「女郎花」って漢字は受験・就職の一般常識でよく目にしましたね^^; 男郎花・・・は、初めて知りました(*^_^*) いろいろな花が咲いているんですね。 (2007年09月23日 21時54分41秒)
ゴンきつねさん
私もよく知りませんでした。名前は聞いたことがあっても、 どんな姿をした植物なのか分からなかったんです。 でも、ネットのおかげでわかりました。ありがたいことです。 ようやく涼しくなりそうです。よかったら出かけてみてください。 (2007年09月23日 23時26分41秒)
オミナエシが女郎花とは、ただごとでなさそうな名前ですが、粟飯のことで安心しました。
しらべて見ようと「女郎花 由来」ググったらtaasieさんのこのブログがトップにきますね。 (2007年09月24日 07時34分56秒)
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