37年前のラジオフランス語入門のテキスト
逆算すると年がわかっちゃうんですが、37年前、高校2年の時に大学受験勉強をよそに、ラジオフランス語を1年間聞き通しました。今、2軒隣の家に引越しするために、荷物の整理をしていたら、何と!その時のラジオテキストが出てきました。ってしまってあるのは確かだったのですが、こうしてもう1度このテキストをめくってみることになろうとは夢にも思っていませんでした。翌年、ロシア語を1年間聞きましたが、さすがに受験勉強の方が大事だったので、後半はあまり聞くことができなかった。それで、この時のフランス語の勉強が基礎になって、大学では第二外国語はフランス語をとり、専門ではフランス文学で卒論を書いた。さして、フランス語ができるようにはならず、仕事→結婚→出産→子育て→仕事で時がどんどん過ぎて、現在、娘の1人がフランス語をしゃべり、フランス人の伴侶を得て、フランスで生活しているなんて、何ていう巡り合わせでしょう。感慨もひとしおです。娘が大学でフランス語を勉強したのは、全くの偶然だったのですが、仕事でフランス語の翻訳をしたりしているので、私にとっては夢のまた夢のようなことになっていて、夢は思い続けたら、形を変え、時を越えて、叶うのかも、と思ったりしています。ラジオのフランス語を聞きながら、いつかフランスに行けたらいいな、という夢を思い描き、だけどそのために何をしていいかわからず、多分一生行くこともないだろうと思っていた頃が、懐かしい。