起きるから陳腐って言うんですよ。
『Kanoso』感想 滅殺変『kanoso』全工程が終了した。これより帰投する。包丁で刺されたり、殴り殺されたり毒殺されたりするのにもすっかり慣れた。何故なら、大抵の選択肢でそういう結末になるからだ。あゆに背中を見せると九分九厘刺殺される。名雪に刃向かうと十中八九撲殺される。もう死ぬことが若干気持ち良くなってきた。むしろ生き残ったら戻って別の選択肢を選んで自ら殺されにいったりしてた。多分、これが正しい遊び方だと思う。死にまくり、リプレイを繰り返して辿り着いた結末は陳腐だった。俺の感想とか関係なく、登場人物自身が「陳腐な結末だ」と言ってるから、これ。面倒くさいので、さっさと総評しちまおう。全編通して、製作者の『Kanon』に対する歪んだ愛情が伝わってきた。ついでに格ゲー好きなところも伝わってきた。『るろ剣』好きなところも伝わってきた。昔のゲームだからパロネタが若干古いが、まだギリギリ通じると思う。今でも笑える。笑った後、なんだか悔しい気分になる。どうせタダだし、『Kanon』好きな人、もしくは嫌いな人は暇潰しにやったら面白いかもしれない。こちらで落とせる。なお、このゲームを遊んだことによる精神的被害については一切責任を取らない。というか取れない。やる時は、思い出が壊れても構わないという覚悟を決めた方がいい。