『天空のユミナ』。照れくさい藍の物語。
みんな、こんにちは。私が二週間超に渡って遊び続けた『天空のユミナ』も遂に感動のエンディングを迎えた。なので、今回で一旦締めの感想を書いてみたいと思う。至らない点も多いと思うけど、どうか最後まで聴いて欲しい。そうすればこのゲームの真の魅力がどこにあるのか、きっとわかって貰えると思うから…。じゃあ、早速。まず、このゲームは戦闘パートが重要な部分を占めていることを前置きしておく。戦闘システム自体は一見複雑なように見えるけど、慣れれば簡単。オーディエンスと支持率、という特徴的な二つの縛りが戦略性を高めていてやり応えがある。難易度は高すぎず、低すぎずで個人的には絶妙だと感じた。ブラスト系スキルさえ購買でこまめに揃えておけば、大抵の敵に対処できるはず。でも、たまにエグいボスが居る時もある…。あまり突っ込んで言わないけど、偽乳特戦隊とか、政府の犬とか、ドラゴンとかその辺り。RPGが苦手な人には、ちょっと厳しい場面もあるかもしれない。そういう時も愛があればきっと大丈夫…。次はシナリオの話。大きく二つのパートに分けられて、前半はお気楽な学園モノで、後半はちょっとシリアスになる。テーマは家族愛とか、姉妹の愛。基本的には、このゲームはキャラクターの魅力でグングン引っ張っていくタイプ。ノリと勢いが半分。そして残りの半分は歌で出来ている。どのシナリオでも、主人公とヒロイン三人、合わせて四人組と顔付き合わせることになる。だから、この四人組をどう思うかで作品を楽しめるかが大きく左右されると言っていい。それを確かめるために体験版があるので、是非試して欲しい。…あ、やるべきなのは「戦闘体験版」じゃなくて、「Web体験版」の方。ゲームの一章が丸ごとプレイ出来るから、これで本編の大体のノリを掴める。ユミナがウザい、と思った人……大丈夫、そのうち気持ち良くなるから。歩武のように。でも、この体験版には重大な欠陥がある。それは、第二章で仲間になる物語の主役、御木津藍のイベントが用意されていないこと。これは部長の陰謀。来るべき人気投票対策。部長は見た目はミニマムなのに陰険だから困る。そこで、藍分を補給する為の神撫ジャーナルという映像コンテンツの出番。これを見たら、誰が本当のメインヒロインなのかわかる。こちらも本編プレイ前に見ておくと、作品世界に入り易くなるかもしれない。あと、ネックというか、魅力にもなり得る点ではあるけど、クリアまでのプレイ時間が非常に長くなるのがこのゲームの特徴。参考までに、私のクリア時点でのプレイ時間は約60時間。これでも早い方だと思う。細かい所がやけに充実していて、プレイヤーが退屈しないように作られてはいるけど、完全にクリアするのには相当時間がかかることは覚えておいてもらった方がいいかも。大体、こんなところ。言いたいことを全部言い尽くすのは難しい…。確かな事は、『天空のユミナ』が私にとってとてもお気に入りのゲームの一つになったこと。製作者のやる気を感じさせる良いゲームで、すごく楽しめた。このゲームが、もっと広まってくれると嬉しい。そして、出来たら続編を……。続編を、今度こそ本当に『天空のアイ』にっ!皆も協力して欲しい。ゲームをクリアした人も、そうでない人も。いや、もうこうなったらそもそもアダルトゲーム自体に興味がない人でもかまわない。発売後に実施予定の真・人気投票では、御木津藍、御木津藍に清き一票を…!……。そんな感じで、今回はとりあえず筆を置く。みんなが人気投票で賢明な判断をしてくれることを楽しみにしてるから…。…ところで、「すてれんきょう」ってどんなもの?おいしいもの?