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鴨がワインしょってきた

鴨がワインしょってきた

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2006.10.22
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トルショーさんとの会話。(せっかくなので録音を聴きなおしました。我ながらヒドイ仏語…)

私「写真撮っていいですか?」
ト「ウイウイ。ジャポネはみんな写真を撮るね。今日はどこに泊まるの?」
私「シャニーです」
ト「ラムロワーズ?」
私「はい、1度いってみたくて…」
ト「いずれ閉店するんじゃないか。彼は年だし、跡継ぎがいないんだ。うちと同じで」

ト「この村名ジュヴレ・シャンベルタンはモレ・サン・ドニより軽いのが特徴だ」
私「村名ですか。どのクリマですか」
ト「Les seuvrees と Reniard」

ト「先週、日本人が10人来たよ。インポーターの○○さん…」
私「ああ、○○さん、名前は知ってます。このクロ・ド・ラ・ロッシュ、おいしいですね。日本で買いたいです」
ト「2005年、難しいと思う。05年はとても引き合いが多かったので、日本向けは少し減らすと思う。おそらく10ケース…」
私「残念ですね」

ト「質問していいかな。日本人の女性はどうしてみんな髪を長くしているんだ」
私「(連れに)どうして日本人は髪の長い女性が多いのか、と尋ねているんだが(^^;)」
連れ「私、髪長くないんだけど」
ト「あなたは短いけど、みんな長いよ」
連れ「“髪は女の命”だから?(^^;)」
私「(トルショーさんに)よくわかんないんですが。えー、何ていえばいいんだ?la vie de femme?なんか違うな。女性が髪を切るときは特別なんですよ。例えば、愛が破綻(カタストロフ)した時とかに切るんじゃないですか。なんで連れが短いのかとなると…」
ト「ほほー。なるほど。分かる分かる(←といっているように聞こえた)」
私「いやー、彼女の場合違うと思うんです。うまく説明できないんですが(^^;)」

(モレサンドニ・クロ・ソルベ1997年を開けてもらって)
私「いやー、ありがとうございました。もう飲めません」
ト「もうちょい」トクトクトク…
ト「私の分も」トクトクトク…
ト「これはフルーツであってアルコールではない」

ト「ところで、日本人はなんでみんな大きくなったんだ。前は私と同じぐらいだった」
私「そうですかね。理由は分かりませんが」
ト「まさかヒロシマのせいか?」
私「それはないんではないんですか?」
ト「ヒロシマは悲しい出来事だよね。カタストロフだ。北朝鮮の動きは問題だな(実はこの日は北朝鮮の核実験実施直後だった)。私もアルジェリアで2年従軍した。1959年から60年。義務だったからね」

トルショーさん方には、かつて日本人のスタジエールが住んでいたそうです。なんとうらやましい。フランス語を学習する学生が学生時代にしておくべきことは、ワインのたしなみとワイン栽培農家でのスタジエではないか。30代半ばになってから気がついても、もう遅い。
2005年も例年通り、18カ月の熟成を経て3-4月ごろ瓶詰めするとのこと。ドメーヌ・トルショー・マルタンでこうした試飲ができる時間は、もう限られている。

今回、非常に残念だったことは、トルショーさんのドメーヌには、訪問客用に販売するワインがもう残っていないことだった。
蔵出しのワインを入手する機会はそうそうないだろうと思っていたが、一方で「もう個人販売用はドメーヌに残っていないのでは」と予想していたので、残念だった。
私が「残念だ、残念だ」と繰り返していたところ、気の毒に思ってくださったのか、2002年のワインを1本、記念にいただいた(写真。銘柄の名前は秘密)。
大変、やさしいご主人でした。
今も残念でならないのは、「こんな安くていいの、もっと払わせてください」と日本人客にいわしめたという蔵出し価格表をついに見ることができなかったこと。
そして、アポイントのファクスをしていただいた奥様がご不在だったこと。
さらに、「おたくのワインを試飲させてください」という理由では、もうこのご主人とお会いできなくなるのではないかということ。

日本から予約していったタクシーに迎えにきていただき、シャニーへの帰路につく。いただいたワインは、なぜかキャップシールがなかった。かけがえのない宝物である。





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最終更新日  2006.10.22 23:16:38
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