お見逸れいたしました
なんとまぁ、ぶったまげた。坊が女の子にチョコレートをもらったというではないか。しかも手作り、長い手紙までついていて、いやいや、驚きのあまり腰が抜けそうですよ。「坊はもらえるのか」と言う夫に「もらえるわけないよ!」と即座に否定し笑いとばした私だったが、大変失礼いたしました。嬉しいくせに、そっけない態度の坊が笑える。「僕、チョコレートあんまり好きじゃないんだよね・・・」。うむ、確かに君は甘いものをあまり食べないけどね。いや~、それにしても。小学生男子というのは、スポーツができなきゃアウトだと思っていた。男子たるもの、元気なことが第一条件で、勉強なんて苦手でもスポーツが得意なら人気者になれる、みたいな風潮、学年が低ければ低いほど強いと思いませんか?その点、坊は私のDNAが濃くて体育が嫌いである。あまり男だ女だ言いたくないけど、これは致命的な欠陥だと思っていた。なわとびは幼稚園レベルだし、逆上がりはできないし、とび箱もとべないし、まったくもってヒーローになれる要素がない。体育ができないなら勉強は頑張れ、せめて1教科だけでも得意なものを、と算数を先取りして勉強させているが、低学年では まだそんなに勉強の出来不出来が目立つわけではない。しかーし!わかる子にはわかるんですなぁ。「坊くんは、算数がとくいで 九九がすらすら言えてすごいね。わたしも坊くんみたいに すらすら言えるようになりたいです」なんて、坊のことちゃんと見ていてくれたんだね!ありがとうね!もらったチョコが硬い、と文句を言いやがる。バカヤロー!一生懸命手作りしてくれたんだよ!ありがたく思え!そういえば、幼稚園ではバレンタインだからといってチョコを持ってこないように、と事前にお達しがあったけど、小学校では特に何も言われないのかなぁ。小姐に聞いたら、それなりに飛び交っていたという。低学年が手作りチョコを渡すなんて、今時の小学生はませているんだね。