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カテゴリ:幹部職員シリーズ
寒さが身に沁みて、ましてや雪景色など眺めると、辛党の身としては、気のおけない居酒屋で、熱燗を傾けたくなります。 そんなときの格好の場所が「隠れ酒家YAMATO」(可児市今渡)。 「隠れ」と称するだけあって、本当に分かりにくい場所にあります。 本通から1本脇道に入った、更に脇道に入った処で、しかも、辿り着くまで何の案内表示もありません。おまけに、商店街でも飲み屋街でもない、全くの住宅地の奥まったところにあります。 やっと辿り着くと、渋い入り口に、そこそこ立派な看板があります。 夜になると鮮やかに明かりが灯ります。 店がオープンしてしばらくは、ウロウロしている人を随分見掛けました。声を掛けると案の定YAMATOを探していて、道順の説明も面倒で、店まで道案内をすることも度々でした。分かりにくい所在を逆手にとったネーミング戦略!かと考えてしまいます。 ご店主のご両親(いかにも板さんといった風貌と素晴らしい絵を描かれる一面を併せ持ったお父様と、地元で30年交通ママさんを続けている地域のアイドル的存在のお母様)が、長年守ってこられた小料理屋加茂兵を、板前修業を終えて故郷に戻られた息子さんが、3年前に改装、改名し、心機一転スタートを切られたお店です。店内は小じんまりとしていますが、結構収容能力(30人程度)もあります。二階には本当に隠れ家のような部屋もあります。 私はポツンと止まり木で飲むのが好きです。 大抵の日はご近所さんで賑やかです。それが止まり木で背中越しに聞こえても、不思議に煩わしくありません。暖かい雰囲気のバックミュージックに包まれたようで、一人で飲むのが、ちょっと場違いなような、流れ者にでもなったような、まさに隠れ家的雰囲気を味わえます。 この店の自慢は、肉でも魚でも野菜でも、ご両親から受け継いだお袋の味といった懐かしさに、若いご店主の斬新なアイデアで衣をつけた、美味しい料理です。そして、その歴史と地域に根付いたお店ならではの温かな雰囲気です。 また、花とメダカが大好きなお母様が丹精こめた花木が、お店の前を飾っています。 それに、店内にはメダカの住む様々な器が置いてあります。メダカを持参するとサービスがあるかも(勝手な憶測で保証の限りではありません)。 ぜひ、機会があったら、隠れ家的雰囲気を味わってみてください。でも、週末は大抵満杯で、予約は必須だと思います。悪しからず。 プチ飲ん兵衛 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 1, 2010 08:06:28 PM
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