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マダム豆大福の読書の小部屋

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2009年08月26日
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テーマ:お勧めの本(7242)
カテゴリ:心理学
心理療法個人授業



先生が河合隼雄氏、生徒が南伸坊氏となって、心理療法について13講にわたって授業をしている。

対談形式ではなく、生徒の方も先生の方も文章で要点をまとめているので、内容が濃い。

生徒の南氏は虚心坦懐に授業を聞くから、河合氏の方も難しい話をわかりやすくしてくれる。

心が頑丈な私はカウンセリングにはたぶんお世話になることはないし、臨床心理士になるつもりも全くないけれど、人間関係においてはカウンセリングマインドは大切など思う。

そんな視点から重要だと思ったのは「相手の話を真剣に聞くこと」。私は人の話を聴くのが好きだけれど、喋るのも好きなので、聴いているつもりがつい自分の話をしてしまう。

相手が悩んでいたり苦しんでいたりするときには、心から耳を傾けなければ、と思った。

他にも「死にたい」という人は死にたいということでしか「生きたい」気持ちを表せないとか、「妄想」を持つ人が薬で妄想を取り払っても、その人の人生にとってそれが本当にいいことなのか、など、ハッとさせられる記述があった。

妄想と向き合う人生も苦しいとは思うけれども。

クライアントと治療者の関係(恋愛関係など)も興味深い。

臨床心理士になりたい人はとても多いらしい。河合氏によれば「命がけの仕事」。たしかにあまり軽い気持ちでなって欲しくない。繊細さと図太さ、両方兼ね備えた人でなければできない仕事だと思う。

本当は親や友達、教師がカウンセリングマインドを持っていれば理想的なんだろうな・・・





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Last updated  2009年08月26日 08時33分27秒
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