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カテゴリ:エッセイ
著者:遙洋子 タレントでフェミニストの遙洋子氏が、自身の女ともだちのエピソードと、女にとっての女ともだちについて語った本。 フェミニズムを東大院で学んだ彼女だから、もっと一般化した内容かと思いきや、個人的なエッセイの趣が強かった。 遊び友達、大学で知り合った賢すぎる友達、ダイエット友達… 亡くなった木原光知子さんとの交流、上野千鶴子氏に慰められたエピソードも。 木原さんに関する記述は、心に残るものがあった。常に多くの人に囲まれ、本気でいつも人を応援してきたという木原さん。広い世界に多くの人脈を持ち、権力とも仲良く、自分の考えを堂々と表明する。 彼女のようになりたいか、彼女のような人に出会いたいかと問われたら、後者だけれど。 木原さんが語った「友達」とは、常に近況を把握して、たまに食事して、嬉しいことがあれば祝い、悲しいことがあれば駆けつける人。 いいなあ、女ともだち。自分の住む県内には、純粋にともだちと呼べる人が一人もいない私。県外の友人とも今はなかなか会えない。あと数年したら、頻繁に会えるようになりたいなあ。ビール飲んで、ゲラゲラ笑ってしゃべり倒したいなあ。 県内にも、もといた職場の同僚など、親しくしてもらった人もほんの数人(限りなく一人に近いが)いる。大切におつきあいしたいものだ。 さて、これからこの地で女ともだち、できるかなあ… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年07月29日 09時32分16秒
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