|
カテゴリ:カテゴリ未分類
【送料無料】教室内カースト [ 鈴木翔 ] 気になっていたこの本。 スクール・カーストとは、主に中学・高校のクラス内で発生するヒエラルキー。 同学年の子どもが、互いを値踏みし、ランク付けしている。 「一軍、二軍、三軍」とか… そういう「言葉」はなかったけれど、自分が中学、高校のときも、 こういうのあったよなあ…と思う。 この本に書いてある内容は、ちっとも目新しくはない。 「上位」にいる生徒は「遠足バスで、後ろのほうで大騒ぎするタイプ」とか、 「彼氏、彼女がいる」「見た目がいい」「自分の意見を言える」とか。 「オタク」はどうしても下位になってしまう、とか。 グループで別れていて、グループ間は「没交渉」だとか。 自分が中学高校のときは、だいたい「中ぐらい、あるいは中の上」のグループに属していたと思うので、スクールライフは楽しかった。「下位」の人たちのことを思いやることもなかった。 しかし。 「下位」グループの子どもたちは、学校内での「行きづらさ」を抱え、 それが成長した後も人生に影響してしまう…という記述があり、 残念なことだと感じる。 しかし、この本には、解決法、対処法はほとんどない。 学校内にある、ぼんやりとした人間関係のありかたに、言葉と定義を与えて 輪郭付けしているのみである。 学校に勤めている私。 本では、教師もスクールカーストをよく理解し、それをある意味 利用してクラス運営をしているともあった。 私はどうだろう。公平にしているつもりだけれど、 なんとなく、自分と同じような「中位」の子にシンパシーを感じているかもしれない。 おとなしい子も、目立つ子も、国の宝。 大事に育てましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年04月23日 14時26分48秒
コメント(0) | コメントを書く |