1854879 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2004.07.02
XML
テーマ:戦争反対(1187)
カテゴリ:政治
わたしは、
「右翼」という言葉はいままでもつかってきたけど、
「民族派」という言葉をつかうのは、今回がはじめて。
ちがいもよく分からないし、
どうせたいした差もないんだろうと思ってきたから。

でも、
今回はあえてこの言葉を使ってみようと思います。
『朝生』でも、しばしば「民族派」って言ってるし。

   ※   ※   ※   ※   ※

“民族派”というのは、
通常は、「民族主義者」や「国家主義者」のことを指すんだと思うけど、
いまの日本では、状況がちがってます。

つまり、きわめて親米

これは政策判断のレベルを超えてる。
ある意味イデオロギーの域に達しています。
そのことをわたしはこのあいだ痛感しました。

彼らは、ほとんど何ひとつ、
アメリカに対して「NO」と言わないような、
一定の思想集団を形成しています。

もちろん、
その時々の政策判断として、
アメリカに従わざるを得ない局面はあると思う。
じっさい、日本は、
大枠ではアメリカの側につくしかないだろうし、
イラク戦争でさえ、反対はしにくかったかもしれない。

でも、
侵略戦争を「支持」したことに対して、
誤りが明らかになったあとも思想的な総括をしないとか、
日米安保の「片務性」を必要以上に宣伝して、
日本の政策の基盤を対米従属的なほうに導こうとしてたりとか、
米国人自身でさえ「史上最低」と言いはじめてる大統領の政権に、
それでも見境いなく追従しつづけるべきだと主張したりするのは、
もう、
ほとんど「政策判断」のレベルを超えて、
結局は「イデオロギー」として親米的なんだろうと思う。

もちろん、
いまは「保守」の中も分裂していて、
いわゆる「反米保守」という人たちも存在します。
だから、
ひとくちに「保守」と言っても、
じっさいには一枚岩ではないんでしょう。

だけど、
一部の保守は、きわめて親米的です。

前の日付のスレッドで議論になったことをふり返っても、
日米安保の片務性にかんする議論は、
けっきょくあいまいなままで終わってしまう。
日本の側の協力義務というのはぜんぜん画定されません。
なにが「NO」でなにが「YES」かを画定できない。
アメリカに要求されたら、ただ従うって感じです。

わたしは、
一方にアメリカの「保護義務」があって、
他方に日本の「基地提供義務」があるんなら、
その意味で日米条約は双務的だと思います。
そして、そのかぎり、
協力の範囲は画定されてると思う。
じっさい、
在日米軍が活動できる地理的範囲は、
条約やガイドラインに明記されて画定されています。
それは要するに、日本の防衛に直接かかわる地域です。
だから、
その範囲を必然的に超えるような機能を米軍が保持することは、
契約に反しているはずです。

というより、

たとえアメリカが何と言おうが、
それが「日本の立場」です。


本来、
「日本としてゆずれない立場は何か」ということを考えるのが、
いわゆる「民族派」の存在意義なはずなんですが、
いまの日本国内では、それが逆転してる。



それはなぜなんだろう・・、と考えてしまいました。



わたしみたいに「左寄り」で考えてる人とか、
保守の中でも「民族派」とは一線を画してる人間のほうが、
じつはよっぽど「民族主義的」かもしれないし、
あんがい「国家主義的」なのかもしれないなあと思う。

じっさい、わたし自身も、
かりに政府には批判的だったとしても、
けっきょくは「日本人」として考えてるところはある。
しかも、政策判断としてだけでなく、
やっぱり、心情的に「日本人」として考えるところがあります。

そういう意味では、わたしのほうが、
(「国家主義」とはちがうけど、)
よっぽど「民族主義的」なのかもしれない。

わたしが「民族派」という言葉を使おうと思ったのは、
こんなふうに意味がまったく逆転してると感じたからです。

言葉の意味とは逆に、
「民族派」はぜんぜん民族主義的じゃありません。

政策判断だけじゃなく、ほとんど思想的に「親米的」と言える。
理屈ぬきで「親米」をつらぬこうとする。

なぜこうなったんでしょうか?

もちろん、
「日本がアメリカに負けた」ということが大きいんだけど、
その影響の受け方に、国内で差があるんだと思う。

敗戦の影響をいちばん強く受けたのは、
ほかならぬ元々のナショナリストだったのかもしれません。

いわゆる「左」の人たちの場合は、
日本が負けた責任を「ナショナリスト」のせいにすればよかったし、
負けたことでも、それほど卑屈にならなくて済んだ。
「自分たちは進歩的なんだ」と言ってればよかった。

だけど、「右」の人たちの場合はそうはいかなかった。

むしろ、
アメリカに負けたことの影響をいちばん強く受けて、
アメリカに対してもろに卑屈になっちゃったのが、
もともと「右」の人たちだったんだと思う。
その影響がいまだに連綿と続いてるんじゃないでしょうか・・。


「民族派」がイデオロギー的に親米なのは、
たぶん、そんな理由からだろう、と思います。

それは安全だともいえるけど、逆にいえば「アメリカしだい」。
アメリカが暴走すれば日本もついていくし、
アメリカが沈めば、日本も沈んでいく。
国内の問題でも、
基地問題をはじめ、「アメリカが原因」の問題だと、
じっと耐え続けるしかない。

その点においては、
国家としての存在意義が、まったくないってことです。






最近、
仕事もふくめてパソコンから全面的にはなれがちです。
なみさん、みなさん、ごめんなさい!!(汗汗)
そのうちまたドラマ話とかにもどりますっっ。
(とりあえず「アットホームダッド」は◎でした!~o~)/)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004.07.02 23:07:24


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

日記/記事の投稿

カテゴリ


© Rakuten Group, Inc.