テーマ:政治について(19785)
カテゴリ:政治
日本は、新日鉄住金の韓国での営業を負担なく続けさせようという目的で、
韓国は、国民感情を満足させて政府の支持率を高めようという目的で、 今回の対立をどんどんエスカレートさせてきました。 そして、すでに双方が、 最初に得ようとしていたものよりも、 さらに多くのものを失うという馬鹿な結果を招いています。 矮小な目的のために、より大きなものを失ってしまう。 それがまさにポピュリズムですよね。 とても合理的な判断が機能しているとは思えない。 お互いが損をしていくだけなのは余りにも明白なのに、 「韓国に負けてたまるか」 「日本に負けてたまるか」 という幼稚なナショナリズムだけで、 まったく実利のない、ムダな意地の張り合いをしている。 双方にとって、何のメリットもない馬鹿な争いです。 はたから見たら「馬鹿な対立だな」と思うけれど、 いくら「馬鹿だ」と言われても、決してやめることができないのです。 後に引けない。 それがポピュリズムですから。 どちらも勝利することはありません。 したがって、終わりもありません。 もし、この争いに終わりがあるとすれば、 双方が限界まで損失を被ったことを、いやというほど思い知ったときだけです。 つまり、どちらも敗北する形でしか終わらせることができません。 せいぜい感情的な自尊心を、ちまちまと比べ合うだけです。 それがポピュリズムです。 馬鹿ですね…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.07.30 10:20:06
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