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まいかのあーだこーだ

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2020.11.19
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カテゴリ:ドラマレビュー!
今季は、
「危険なビーナス」「恋する母たち」「リモラブ」
の3作品に注目しているのですが、

なかでも「リモラブ」は、
かなり内容が斬新かつ意欲的で、独創性が高い。

おバカな変人ばかりが登場するところは、
ちょっとアメリカンコメディっぽいけれど、
このテイストにもすっかり慣れました(笑)。



第6話では、
ついにお互いの正体が判明。

美々のなかでは、
SNSのなかのイリュージョンの恋と、
現実世界のなかのリアルな恋がめでたく重なったのですが、
青林のほうは、
やはり草モチと美々とのギャップに混乱して、
いちどは「ごめんなさい」と拒絶。

このとき美々は、
檸檬と青林の双方を一気に失いました。
イリュージョンとリアルの両方で失恋した。

それでも、なんとか平静を装い、
いつもの産業医として気丈に振舞って、
その悲しみを表さずに去った場面は、
このドラマ最大の神シーンだったと思います。



とはいえ、
やっぱり檸檬との幸せな日々を忘れられない美々(笑)。

「恋とは幻想である」とか、
「恋とは勘違いである」とはよく言うけれど、
むしろ「幻想こそが恋なのだ」ということを、
美々は、あらためて確認した形です。

現代は、
リアルが勝つ時代ではなく、
イリュージョンこそが勝つ時代なのです。
イリュージョンのなかにこそ、見える真実がある。


<逆壁ドンから告白されてしまう>

最後には、めでたく両思いになれた二人。

このときの青林の心の変化は、
あいかわらず唐突でよく分からないけれど、
まあ、来週へ繋ぐためのサービスシーンだとも言えます。

とにかく、
これによって、
リモラブはもはやリモラブではなくなり、
めでたくリアルラブの世界に突入したわけですが、

はたして、
このままほんとうにリアルラブを発展させるのか、
それとも、
あくまでリモラブの世界を追求しつづけるのか、
まだまだ分かりません。

わたしの予想では、
リモラブとリアルラブの「ずれ」を、
さらに浮き上がらせていくのではないでしょうか。



ところで、
世間では目下、
コロナウィルスの第3波で混乱していますが、

ドラマの中では、
むしろ感染の緊張がだいぶ緩和して、
ラーメン屋台の場面などでは、
ソーシャルディスタンスが急速に縮まったりしています。

このへんにも、
ドラマと現実のずれ、
イリュージョンとリアルのずれ、
撮影時期と放送時期のずれが生じてしまっていますが、
…まあ、仕方ないですよね。






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最終更新日  2020.11.20 01:32:56


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