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遅ればせながら「石子と羽男」の最終回。
ちょっと物足りなかったかな。 マチベンの物語であるがゆえか、 一話完結スタイルであるがゆえか、 物語のスケールがこじんまりしてた感は否めない。 最後にラスボスの詐欺を暴ききれず、 被害者が完全に救われないところにも、 ちょっとフラストレーションが残りました。 ◇ 石子の父の綿郎が長期間の調査をして、 敵の懐にまで入り込んでいたのだから、 きっと最後にはラスボスを退治して、 「さすがはお父さんっ!」 って結末になるものと期待しましたが、 そうはならないんですね。 結果的には、 ちまちましたポイ捨ての軽犯罪を告発して、 なんとか食い下がって社会的信用を失墜させる…というオチ。 それがマチベンの限界ってことかもしれないし、 あえてスッキリ解決しきらないところに、 制作者の意図するリアリティがあったのでしょうか。 … でも、 タバコのポイ捨てで逮捕したところで、 社会的信用を失わせることができるのかどうかは疑問。 世論がどっちに転ぶかわかりませんが、 かえって同情論が広がってしまう惧れもあるのでは? ◇ 綿郎が、 絵本の「スイミー」の話をしていたのも、 なにか意味があるんでしょうね。 いずれ被害者たちの声が集まれば、 徐々にラスボスの悪事が浮き彫りになる、 という今後の展開を暗示してるのか。 続編を予定してるのか知りませんけど、 あのラスボスの悪事を暴き切るには、 やはり羽男の姉や父との連携も必要になるのかなと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.10.06 09:50:06
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