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まいかのあーだこーだ

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2024.01.18
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NHK土ドラ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」。

前半は、
無駄のない脚本と重厚感のある演出に、
かなりの手応えを感じたのだけど…


後半の展開と結末にガッカリ。


蓋を開ければ、
社会派を装っただけの安直なサスペンスに過ぎなかった。



結婚式の出席者を前にして殺人の過去を打ち明けたり、
痴呆症の母親がとつぜん息子の名前を呼ぶエンディングは、
なんのリアリティもない通俗ドラマのコケ脅しとしか思えず、
NHKによる「社会派」の触れ込みがかえってアホらしい。

これがテレ朝あたりのサスペンスドラマなら、
べつに文句も言わないのだけど、
公共放送たる天下のNHKが、
あえて「社会派」を装って取り上げるべき物語じゃないでしょ。

幼女に対する性的虐待というテーマも、
「白夜行」や「三度目の殺人」などで変奏されてきたけど、
もはや社会問題を告発してるというより、
ただサスペンスのネタにしてるようにしか見えない。

ろう者をネタにしただけの通俗ミステリー小説を、
公共放送が「社会派」を装ってドラマ化するのはどうかと思う。



脚本や、演出や、キャストの芝居そのものは、
さすがはNHK!と思わせて上出来だったのだけどね…。

手話通訳士にツヨポン。
県警刑事にエンケン。
いわくありげな元夫に和田正人。

このあたりのキャスティングは、
まあ誰でも思いつきそうな、
よくもわるくも安定の配役でしたが、

むしろ松本若菜と橋本愛のほうに新鮮味があって、
あらたな一面を見れたかなという気はします。



しかし、とにもかくにも、
企画の意図それ自体に疑問を感じざるをえなかった。
まだしも生方美久の「silent」のほうが誠実だと感じます。

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最終更新日  2024.06.17 19:16:43


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