カテゴリ:映画・アニメ・音楽
かねてから浜辺美波が推してた、
阿部智里のファンタジー小説「八咫烏シリーズ」。 わたしは、 今回のアニメ化ではじめて触れたのですが、 設定を理解するのがなかなか大変でした。 ようやく第4話あたりで分かってきた感じ。 簡単にいったら、 皇位継承&お妃選びをめぐる権力闘争なのですね。 その意味ではシンプルな物語だといえる。 東・西・南・北の4家が争ってます。 主人公の雪哉くんは、 真の金烏たる皇太子に仕える狂言回し的な役どころ。 ◇ 皇位の長子相続制に反して、 「金烏の生まれ変わりこそが皇位を継ぐべし」 という謎の伝承があって、 それが混乱の原因になってるのだけど、 この《転生者による継承》という発想は、 ダライラマとかサイババとかに似てますよね。 その一方、 《太陽にカラスがいて、月にウサギがいる》 …という「金烏玉兎きんうぎょくと」なる考え方は、 古代中国や日本神話に由来してるそうです。 ◇ そもそも、 この物語でいちばん謎なのは… すべての登場人物が、 ことごとく八咫烏ヤタガラスの化身だってことw 普段は人間の姿をしてるけど、 どういうときにカラスになるのかいまいち分からない。 カラスの本性を晒すのは卑しいことなの? 第1話の冒頭では、 幼いころの雪哉くんが巨大なカラスに助けられてましたが、 その過去に何の意味があるかもまだ分かりません。 … なお、アニメの作画については、 女性キャラの顔がイマイチなのが残念です。 ◇ 原作は長大なファンタジーシリーズらしく、 さながら栗本薫の「グイン・サーガ」とか、 日本版「ハリポタ」みたいな感じなのかも。
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最終更新日
2024.05.07 10:26:35
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