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夏の昼下がりの旅 夏の午後の空は太陽があるばかり 陽は焦がすように照らし輝く 公園にて噴水の傍らに座り 私はそれらを眺めている 水しぶきは空へ舞い上がり 陽の光の下で輝き そして再び 大きな池の中へ落ちていく 細かな霧のような水滴は そよ風が吹くと夜露のように私の顔にかかる 少し先をみると 蝶が花の上で羽を休めている 一人の老人がベンチに横たわっている 口を半ば開けている 彼の故郷の田畑 果樹園の夢でも見ているかのように おそらくそれはまた 彼の幼少時代の夢なのだろう・・・ 私は家に戻り 筆と紙を執る 白い紙を じーーっとみつめる 紙は私の両眼の前で 広がっていく 私の全ての過去 現在 未来の大きさで 全世界の大きさで ゆっくりと筆先を紙の上へ置き 旅を始める ある夏の暑い昼下がりの旅を 追記 こちらで購入したペルシャ語教本の中にあった文で 出典の記載がありませんでした。 イランは歴史ある国で文学もすばらしいものが沢山あります。 私はまだまだ容易なものしか読めませんが、それでもこころに響くものがあります。 この短い文は全て現在形でかかれている、空間的にも時間的にも広がりを感じる作品に私は感じました。 ペルシャ語の教本といってもイランに在住する外国人用に記された本なので日本語は一切ありません。 使われている単語の幾つかが英単語に置き換えられていて、書籍の最後に索引があるのみです。 私のペルシャ語は独学です。 イランにも日本にも存在するペルシャ語を教えるクラスなどには 一度もいったことはありません。 そのために原文を載せています。 ペルシャ語が堪能である方はどうぞ、そちらをご鑑賞くださいませ。 翻訳文ではありますが、どうしても訳している 私 の文になります。 もちろん原文に忠実であろうと、 できるだけ醸し出している雰囲気やイメージを大切に訳しているつもりではおります。 あしからず。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年02月21日 06時20分36秒
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