カテゴリ:今日のつぶやき
きのう29日(月)の早暁、義父が逝った。享年81歳。
温厚で知的で朗らかで気さくな、本当に立派な人だった。心から尊敬していた。 社会的な地位もあったが、衒うようなところは少しもなく、誰からも慕われていた。まさにご本人のご人徳であった。 私と同じく、娘ばかり三人の子に恵まれ(妻はその三女)、晩年は可愛い孫たちに囲まれて、至上の幸福な生涯だったと思う。 今は親戚一同、深い悲しみに包まれている。 アルコール、とりわけビールが大好きで、一杯入れば話が尽きなかった。お若い頃からの思い出話は、いつしか面白くてためになる詳細な「生きた戦後史回顧」になってゆくのだった。 娘婿の私をいつも立ててくれて、お付き合いは本当に楽しかった。 家が近いこともあり、義理の父と息子の関係としては、かなり濃密な心の交流ができたと思う。 いわゆる「忘年の友」(齢の差を超えた親友)のようだった。 11月上旬に締め切りが来る「短歌人」1月号の詠草は、正月にはふさわしくないかも知れないが、義父への追悼詠以外にありえない。 きのうは半日かけて、義母をはじめ親戚たちとともに、諸事万端に遺漏無きよう手配をした。深い悲しみと気が動転する中で、こまごまとしたことまで決めていくのはつらいものだが、血縁がなくいくばくか客観的でいられる私がいて、こういう時はお役に立てたと思う。 これから通夜、告別式、初七日などを営む運びとなる。 * 取り込み中につき、ブログの更新などはしばらくの間減速すると思います。ご了承下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ご岳父様の訃報、ご家族の皆様含め、さぞやご落胆のこととお察し申し上げます。まずはご冥福をお祈り申し上げます。
※コメント返信等に付きましてはお気遣いなさらないでください。 (2012.10.30 20:35:41)
新宿会計士さん、ありがとうございます。痛み入ります。
義父の葬儀は、1日に通夜、きのう2日に告別式を滞りなく執り行い、終了しました。 私も近い親戚として、これまでの経験からいろいろとアドバイスし、当日も受付役を務め、また久しぶりに一堂に会した親戚同士の話もはずみ、さすがに終わると同時にどっと疲れが出ました。昨夜は風呂にも入らず寝入ってしまい、けさまで10時間以上も眠っていたようです。 次は12月に「四十九日法要」を行います。 義父は、県内の税務署を渡り歩いて、当地の税務署統括官で退任ののち、税理士として晩年まで元気に活躍しておりました。特に不動産や路線価評価などの専門家で、多くの地元企業の方々などとも交流があったようです。 私は娘婿・義理の息子として大変可愛がっていただきましたが、折々お好きなビールを酌みながらの思い出話は、税務署職員の目線からの「戦後史回顧」のような趣きで、いわば映画「マルサの女」に通じる世界の話で、本当に興味は尽きませんでした。・・・やはり、在日の皆さんや、赤旗・むしろ旗を掲げて押しかけてくるプロレタリアート左翼の皆さんにはてこずったようで、その「レニングラード攻防戦」のお話は、まさに白眉でした(笑) まだ実感が湧きませんが、これから寂しさが募ってくるのだろうと思います。 (2012.11.03 16:24:18) |
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