★音楽は癒しであり健康への道である
大治町内で主催されているオカリナ同好会が有り、定年退職後にそこへ入り、オカリナを始めた。その当時、久々にフルートやクラリネットを出してきたら、指は基本の位置を覚えているし、速度に合わせて動いたので大丈夫だったが、肺活量が全く足りていなかった。クラリネットは中学校で吹奏楽に入っていた時にやっていた楽器。それから数年は吹いたり吹かなかったり‥。多分、10代そこそこで止めてしまったと思う。クラリネットを吹かなくなると、リード楽器だから唇が痛くて吹けなくなる。替わりに始めたのがフルートで、社会人の初めの頃はフルートに変更して、音楽を続けていた。20代はまだ結構な割合で音楽に携わっていて、クラッシックギターや社会人で形成していた合唱団、エレクトーン、ミュージカル、ゴスペル等々‥なにかと音楽を楽しんでいた。30代になって仕事が忙しくなり、殆どの音楽関係を止めてしまった。家も出て、会社の近くに住居を移した。40代になると母が倒れてしまったので、実家に帰った。その結果、通勤時間が倍に長くなってしまった。そうなると、その通勤時間を有効に活用しようと考え、占いである四柱推命の勉強を筆頭に、レイキ、ヒプノといった、見えない世界である心や魂の事を、次々に勉強をしていったのである。学びのためには、東京や大阪方面にも足を伸ばした。中部地区は、都会になりきれない田舎に近い都会なので、特殊な勉強をしようと考えると、本物の都会へ行かないと学べない。なので、仕事の無い週末は、泊りがけで都会へ勉強に行った。その結果、会社を辞める頃には、学ぶ側から依頼者を受けたり、生徒さんを持つような立場になり、一応落ち着いたという感じである。仕事を辞めて‥時間が大量に自分のモノになった時、大好きな音楽をまた始めようと思い、フルートを出してきて愕然とする。まぁ私ったら、いつの間にこんなにも肺活量が、少なくなってしまったんだろうか!?あまりにも現役時代とでは肺活量に違いがあったので、茫然としてしまったのである。そこで少ない肺活量で吹けるオカリナが登場したのである。フルートの代用がオカリナなのである。オカリナならフルートと殆ど指も同じ位置なので、それほど覚え直すこともない。小さい楽器なので、肺活量もフルートより少なくて済む。それで始めたのだが‥なにせ腹式呼吸が出来ていないから、全然息が続かない。オカリナ仲間で、音楽を始めたのが私より遅い人の方が、断然長く息を出せていたのである。私はどれだけ肺活量を失ってしまったのだろうか?すごく悔しい!‥もっと練習しないとダメだよねぇ‥。オカリナは、月2回木曜日の午後に、大治町の公民館に集まって吹いている。木曜日の午後だから、来る仲間は殆ど私のように定年退職している人や、子育てが終わった主婦が集ってきている。だから、年齢的にはハンデが無いはずで、どちらかというと音楽をやっていた私のほうが、息を長く出し続けられなくては、オカシイのである。昔、音楽をやっていたにも関わらずのこの情けなさ‥。反省して頑張らないといけない。音楽は、楽譜を見たり指を動かしてリズムを取ることで、しっかり頭を働かせている。その上管楽器類は息を吹き込むので、肺とか腹筋運動にも繋がっている。健康に沢山プラスされているものだから、これからも続けていきたい。楽しく吹いて、音楽の輪をもっと広げていきたいと思う。