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カテゴリ:読書亡羊
全国書店員が選んだいちばん売りたい本、いわゆる「本屋大賞」なるものが毎年発表され、単行本の売れ行きに大きく貢献しています。この賞を考案されたのは業界の人なのか本屋の大将なのか知りませんが、その満点の宣伝効果には敬意を表します。 2009年本屋大賞のノミネート作が発表された中に、湊かなえ著『告白』(双葉社)という作品があります。ウワサを聞きつけた家内に奨められるままに読んでみると結構おもしろいです。作者は広島県出身なので地元スーパーの「ハッピータウン」が登場したりして親近感が湧きます。 本屋大賞の候補作でもっとも本命視されるのは、天童荒太著『悼む人』ではないでしょうか。アマゾンの『告白』ページにある「この商品を買った人はこんな商品も買っています」の筆頭にランクされています。 しかしながら、書店がいちばん売りたい本と私がいちばん買いたい本はなかなか一致しません。読書案内としては親切な本屋大賞なのですが、ベストセラーは中古本に限ります。なんせ天童荒太さんの『永遠の子』は現在では100円コーナーに並んでいるのですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.29 20:44:21
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