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シューベルト：交響曲第９番ハ長調「ザ・グレイト」、ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。

フルトヴェングラーの「ザ・グレイト」は現在５種類が知られている。この１９４２年のライヴ録音は、その中でも一番古い第二次世界大戦中のものである。

シューベルトの交響曲には未完成作品が二つあって番号付けが良く変遷している。４２年当時にはハッキリと第９番と呼ばれていたのだろうが、今日では第８番（第９番）などと表記されている。未完成作品のひとつ「未完成」だけがカウントされてのことらしい。

そういえば「未完成」という老舗の喫茶店がある。シューベルトを連想してお店を覘いてみたが、音楽全般が扱われている様子にがっかりしたことがある。クラシック党にはシンフォニーホール南向いのマンション２階にある「ダンケ」さんがお奨めだろう。

作曲家の名前が店名に付けられることもあり、岡山市内には人気のケーキ店「モーツァルト」があるが、「シューベルト」はまだ聞かない。シューマンやブラームスはスイーツのお店に似合いそうだが、ムソルグスキーやドヴォルザークは不向きかもしれない。