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カテゴリ:クラシック音楽
ドビュッシー:前奏曲第1巻/子供の領分、ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)。 安川加壽子、バルビゼに師事したピアニスト・青柳いづみこさんは、ドビュッシー研究の第一人者の文筆家であり、あの青柳瑞穂さんのお孫さんらしい。 古本屋で偶然に出会った著書『ピアニストが見たピアニスト』では6人のピアニストが詳細に語られ、興味津々で読み終えた。アルゲリッチはどうしてソロを弾かないのか。ミケランジェリはなぜ歌を封印してしまったのか。リヒテルはなぜ暗譜で弾くのをやめたのか。 ご自身でもドビュッシーの曲をCD発売している彼女がイチオシのピアニストはミケランジェリと知り、早速買い求めた。手元のドビュッシー演奏者、フランソワ、アース、ギーゼキングと聴き比べてみると、確かにその透徹した響きの演奏は完璧と呼ぶにふさわしい。 それでもなぜかミスタッチの多いと言われるフランソワに惹かれるのは好みであろうか。ミケランジェリの容貌にはどうも近寄りがたいものがあり、そういう意味ではブーニンはよほど好感が持てる。ブーニンリサイタルのアンコール曲『よろこびの島』もフランソワ版で聴いている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.11 17:53:28
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