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テーマ:介護(371)
カテゴリ:ケアエッセイ
御機嫌よう!!みなさま。ご訪問ありがとうご財増す。この訪問が皆様の幸福に繋がりますように。
介護技術の一つでボディメカニクスというものがあります。 この技術は起居動作や移乗の時に使う技術です。 ボディメカニクスをマスターとまで行かなくてもしっかりと使えるようになれば、介護現場でのよく言われる腰痛は職業病というのは無くなるでしょう。 なぜそう言い切れるのかと言えば、僕自身ボディメカニクスのマスターなんてとても言えませんが、人に教えるくらいのレベルではないかと思っています。介護の世界に入って23年間、腰痛になったことはありません。五十肩になった時(四十台で)にその痛みが背中に行き腰痛ベルトを使用したことはありますが…(笑) 腰が微妙に痛くなる時が1年のうちに3日間くらいあるんですけど、そうなる前は、やはりボディメカニクスをしっかりやっていないんですね。で、これ以上腰が痛くなったらヤバイ!!と思い、ボディメカニクスを忠実にやっていると多少腰が痛くいても、その痛みを感じさせないほど軽々と、ホイホイと移乗が出来てしまうんです。ボディメカニクスは魔法の技術だと思います。 介護現場で移乗の場面に立ち合い、上手い移乗だなと思ったことはないんですよね。今まで、もちろん、理学療法士や柔道整復師などの方がやる移乗は上手いと思います。しかし、介護職や看護も一部含みますが、上手い移乗だなと感心するのは見たことがない。 でも、その方が例えば介護の初心者にボディメカニクスを教える時は上手くやっているんです。こういうのを見ると、これって何だろう?と思うわけです。 介護の初心者教えると時は移乗をする時の環境が整っています。広い場所で、モデルは高齢者ではなく職員。モデルが介護職員だと、酷いと自分で立ってしまう時がある。そういうぬるま湯の状態で教えられて、それが全て、完璧なものだと思うから技術の向上がないのではないかと考えました。 実際、訪問介護に行けば、家は狭いし、部屋の中に色んなものがあって足の踏み場もないという部屋だってあります。そういう環境の中でボディメカニクスの効果を最大限にするにはどうすればいいのかということを念頭に方法を考える癖がないからだろいうなと思いました。 ボディメカニクスを100%使える環境なんてないに等し。そういうことを前提に自分で考えることが必要なのだと思う。 やはりまず初心者の方がやるのは基本の反復練習。ボディメカニクス100%使える環境で、バットで素振りをするかのように、何度の何度も移乗を繰り返す。身体が覚えるまで叩き込む。 次に仕事の中で利用者に移乗をする時に、もっと利用者が楽になる方法はないかと考える。完璧にできたと思ったとしても、どこかまだ利用者が楽になる方法はないか、やり方はないか、改善点はないかと考える。そういう視点を持っていると、必ずインスピレーションがあります。例えば、もう少し足を前に出した方がいいとか後ろに下げた方がいいとか、移乗の時に利用者と自分のいきがあっていなかった。テンポがもう少し早ければもっと楽になったはずだとかそれに気が付いたら、同じ利用者に気づいたことを実験して自分の考えが正しいか確かめるのです。そうやって何年も何年もやっていると、始めてみた利用者でも、この人はこのくらいは立てる。このくらいは出来る。病院ではおむつだったらしいけど、紙パンツで行けるとか分かってしまいます。その見立てはたいてい当たります。 他の人がやって立つことが出来ないとなっても、この人はやり方をすればこういう立ち上がること出来る方法も分かってきます。 どんなものでも技術、スキルに上限はありません。もし上限があるとしたら、限界があるとしたら、その介護者の上限、限界であって技術の上限、限界ではありません。ボディメカニクスという技術というのはとてもお得な技術で、利用者が楽に立てる、楽に起き上がる、楽に移乗できるということになればなるほど、介護者も介助が楽になっていきます。 こちらが手伝っているのに、本人自身の力で立ち上がったのだ!と錯覚するぐらいの技術が最高ランクの技術だと僕は思っています。そういう介助が出来れば、利用者は自信を持ち、どんどん立ち上がりや移乗が上手くなっていきます。それは利用者が自立することを意味します。 常に自分を見つめ技術の向上に貢献するようなボディメカニクスをやっていきたいと思っています。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年12月19日 00時57分47秒
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