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カテゴリ:ケア動画
この昔話で注目したいところは、わらしべという何の価値も無いと思われる物を人助けという優しさの動機で物々交換をして、その価値を大きくしていくところです。 この何の価値も無いというところが、認知症や高齢者の心を映し出しているような気がして…。でも、実はとても大きな価値だった。という結論が希望になる。 わらしべ長者という昔話を知っていますか?貧乏の青年が観音様にお祈りをして、観音様が夢に出てきて、寺を出て初めて手にしたものを大切にしなさいと言われ、転んで手にしたわらしべを大切にしながら、物々交換をして、長者になるという話。 高齢者の心理として、自分のやれることが出来なくなる喪失感が自分は価値のない人間だというところに行きやすい特徴があります。それで早くお迎え(死ぬこと)が来ないかなとしょっちゅう言っていたりします。認知症は高齢者よりも顕著で、自分が何者か分からない不安が、何にも分からなくなってしまった私は無価値な人間だと思い込んでしまいがちになります。でも、どんな人間でも、実は素晴らしい価値があるのだということを教えてくれている。高齢者や認知症の方は新たな価値の発掘をすることで、生きる価値が生れ、生きる意味が出来るのではないかと思いました。 わらしべくらいのものは誰でも持っている。誰の心の中にも、赤ちゃんでも、幼児でも子供でも青年でも大人でも中年、壮年でもどんな年齢層、どんな環境の下に生まれたとしてもわらしべ程度の価値のものは持っている。それを大きくする方法は、人助けということだと思います。困った人を助けることで、自分の中の価値が大きく育っていくかのように大きくなっていく。助け合いの精神がとても大切なことだと思います。 自分は人の役に立てる人間だと信じること。相手の中の煌めく価値を見つける努力。この二つをクリアするには、家に閉じこもっていては無理なので、外に出ていろんな人と会うことが必要です。このコミュニケーションの中で、自分が役に立っている喜びと、相手の中に煌めく価値を発見する気づきが出来ると思います。 自分の武器は何かを考えること。大きな声がでるのなら、毎日登下校する子供たちに挨拶をする。読み聞かせボランティアをやってみる。わらしべ長者の青年のように、観音様から掴んだものを大切にしなさいと言われたものを、困った人に使う。その動機は優しさだと思うんです。 だから行動の動機は身近な人への優しさ。自分の価値を誰かのために使う。それがどう役に立っているのかなんて考えなくてもいいのです。登下校に挨拶しているのなら、その中の一人でもいいからその挨拶に元気をもらっている人がいれば意味がある。そういうのって、感謝していてもそれを言葉や態度に出す人っていないことが多いのです。だからなんか反応が無いからといって、まったく役に立っていないと思わずに、継続していくことが大きな力になると思います。 わらしべ長者のように、物々交換で大金持ちになることは少ないですが、でも、多くの人と価値の交換をすることによって心の価値大きくなって行くことは間違いないと思います。その心の価値の交換の過程が認知症を改善し、治す力になると思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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