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カテゴリ:生活
NHK教育でバスコ・ダ・ガマの話をやっていて、これはKAIに見せるのにはいいかなと番組をつけておいた。航海の話といえばマルコ・ポーロしか知らないKAIはこのガマというヘンテコな名前の人に興味津々。
私は仕事をしていたので番組を見ていないのだが、「マルコ・ポーロは東方見聞録の人、ガマは喜望峰発見の人」とだけ最初に教えておいた。バスコ・ダ・ガマなんて、今耳にしてもキョーレツな名前だこと。私の中ではイボだらけの巨大なガマが偉そうに船に乗っている図が浮かぶ。このイメージ、10人中9人は同じだろうと思っていたが、ダンナには「そんなこと一度も思ったことがない」と呆れられた。そうなのか? 高校時代、世界史の成績は散々だった。 ある年代のある地域だけは大得意だったりするのに、どの国のことも平均的に覚えようなんて無理。エジプトの王朝をやっと覚えたと思ったら次は中国かよ~。イランとインドは混同しちゃうし。てな具合でとにかく苦痛、試験は勘だけが頼りだった。 それが浪人の身となり、家庭教師を買って出てくれた友人の超スパルタ教育により、教科書から問題集まで暗記するぐらいにおぼえさせられた世界史よ。成績はめきめきと上がり、平均点に満たなかったのがうそのように、数ヶ月後にはほとんど満点に近い成績が収められるようになったのでした(今ではそれがウソのようだ…笑)。 という世界史。 そうだ。あの時の参考書がまだ大切にとってある。 ラインマーカーが引かれまくったその一冊はがんばっちゃってた証し。 哀しいかな、あんなにがんばったのに要はコツを飲み込むだけの受験勉強だったのか。歴史の流れは皆目分からない。用語は「ああ、こういうのあったあった」とキーワードのように言葉がポツリポツリ浮かぶだけだ。 サラディンに滅ぼされたファーティマ朝。アメリカ独立宣言のトマス・ジェファソン。元が滅びるきっかけは紅巾の乱。清とロシアで結ばれた国境条約はネルチンスク条約。 うわー、よくこんなの覚えたよ。紀元前のことからずっと、一体どれほどの長い物語を数年の授業で記憶しなけりゃならなかったのか!! で、一番印象深く残っているのがバスコ・ダ・ガマであのイメージ映像とはなあ。なんとも、トホホな話ですわ。 (あの番組はおもしろかったのかな、KAIよー) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月26日 21時43分51秒
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