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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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島田隆の天職相談室 しまりゅう52さん

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モンゴルでのクルマ生活

2017.07.19
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本ブログでも何度も取り上げている「モンゴルはプリウスだらけ」という旨の記事が日経新聞に載っていました。

私も確かに写真などを載せて、何度も書いた記憶があります。で、ちょっと調べてみたら・・・

2014年11月9日「ウランバートルの風景(1)」(https://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201411090000/) 数は半端なく多いです。今日も信号待ちをしていたら、プリウスが目の前を4台続いて、1台置いてまたプリウスが2台、という光景がありました。

2016年5月17日「えっ!なんでモンゴルにGLEクーペが!?」((https://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/?ctgy=5) クルマといえば、とにかく今多いのがプリウスです。こちらで聞いた話では、中古車を含め、全輸入車の64%がトヨタなんだそうです。で、そのうちの43%がプリウスとのこと。

2016年8月28日「モンゴルにトヨタ正規ディーラー?」(https://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201608280000/) 輸入中古車のうちの70-80%程度は日本からの中古車で、そのうちの90%近くは現在プリウスが占めています。なので、空港へ降り立った途端にプリ、プリ、プリ・・・って感じで多いのです。

2016年9月3日「街をブラブラしてました」(https://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201609030000/) 庶民は日本からの小型中古車に乗る人が圧倒的に多いです。ここ数年は、輸入中古車では8割近くがプリウスが占めるとも聞いてます。

2017年4月9日「暖かい土曜日なんだけど、街はちょっと活気がないかも・・・(2)」(https://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201704090000/) この街は、とにかくプリウスが多いです。一説によると、全輸入車(中古を含む)の7割がトヨタ車で、その7割がプリウスだと言われています。つまりクルマ全体の5割くらいがプリウスということになります。


ざっと拾っただけで、これだけの記事が出てきました。それぞれ数字は聞いた話なので、人によって若干違いますが、プリウスが非常に多いことを書いてました。ちなみにモンゴルには車種別の販売データなどはなく、聞くしかないのです。特に輸入中古車は。

で、今日の記事です。

「トヨタ自動車の推定シェアは7割で、車種別で断トツのプリウスはその半分を占めるとの見方もあるほど。大半は日本から輸入された中古車で、価格は50万円程度から。」とあります。

これは2017年4月9日の記事と同じですね。私の記事の方は、「トヨタが7割で、その7割がプリウス」とありますので、プリウスはほぼ50%のシェアだということです。

また「モンゴルの登録自動車台数は約50万台」とあります。モンゴルの人口は300万人ですから、1台当たりの人口は6人ということです。

日本は1台当たりの人口は平均2.1人ですが、東京都に限ると4.3人となります。(2015年の数字)日本の場合は、自動車の普及率は所得とは関係なく、一般的に都会の方が低いです。

1台当たりの人口6人というのは、日本でいえばいつ頃なのか?乗用車の数字に限ってとなりますが、1980年ごろが保有台数ベースで今のモンゴルと同じような水準と言えます。ちなみに、この頃でも田舎では一家に2台、3台は珍しくはありませんでした。

子供も入れて6人という数字を考えれば、モンゴルでは大体一家に一台というので間違いないでしょう。感覚的にも合っていますね。

ウランバートルも含め、全国的に公共交通機関の整備が遅れていますので、自動車保有台数は都会でも田舎でもまだまだ増えていくでしょう。

なぜプリウスか?の要因分析には、ちょっと日経の調べが足りないと思いました。

記事には「「とにかく燃費がいい」。中古車販売店の店主は断言する。モンゴルのガソリン価格は1リットルで100円前後で、日常用品の中で割高なだけに、消費者は燃費に敏感だ。」とあります。

この発言そのものは否定しませんし、大きな要因であるのは確かですが、最大の要因ではないと思います。

一番大きいのは、税金でしょう。数年前にハイブリット車への自動車税(輸入税?)がなくなってから、急速に販売が伸びたと言われていますが、なぜか日経の記事では全くそのことには触れられていません。

私が住んでいた時もプリウスの中古車は輸入されていましたが、目立つような人気車ではありませんでしたから。

これだけ急増したのは、税制優遇があったからです。その辺までちゃんと取材してほしかったですね。

とにかく、今のモンゴルの自動車市場は小型乗用車(中古)はプリウスが圧倒的で、大型SUVは相変わらずランクル(中古)の一人勝ちと言った感じです。

ちなみに、年間2000-3000台しかない新車市場で最も売れているのは、言うまでもなくランクルです。

いずれにしても、トヨタは強いです。過去にトヨタ車を一度も買ったことがない私ですら、モンゴルで買い求めたのはランクル・プラド(もちろん中古)でしたから、やはりこの国ではトヨタの信頼性は群を抜いているということです。






Last updated  2017.07.19 23:46:39
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2016.05.17
週末は天気がいいので、少し市内を歩いていました。

ソウル通りを付近を歩いていたら、「あれ?何このクルマ?なんでここにあるの?」と思わず立ち止まり、写真まで撮ってしまいました。

まあ、一般的に言えばモンゴルのほとんどのクルマは輸入中古車ですし、走っているクルマの99%は日本で見るのよりもモデルが古い場合がほとんどです。もちろん、韓国車とロシア車は例外ですけど。

ところがです、まだ日本で見ていないクルマがあったのです。




これはメルセデスベンツの新型車で、GLEクーペと言います。要するにメルセデスの新しいSUVでBMXのX6をライバルとしてできたクーペスタイルのSUVです。

これが今度新発売されることは知っていましたが、さすがに走っているのは日本でも見たことありません。で、この赤いGLEクーペですが、モンゴルの正規輸入ディーラー扱いの新車です。ちなみに日本ではどうなっているのか?

日本ではほんの数週間前の4月27日に発表され、注文を受け付けましたが、発売は8月なんだそうです。つまりまだ日本では正式に発売されていない新型車ということです。

日本での価格は、890万円から1780万円とありますから、なんでも日本よりも高いモンゴルですから、ベースモデルでも1000万円以上はするでしょう。

モンゴルに金持ちがいることには驚くことはありませんが、メルセデスが日本よりもモンゴルの方で先に発売したとは驚きです。

とはいえ、モンゴルはSUVに関してはやはり特別な国です。たった人口300万人にも満たない小国で、平均所得も決して高いとは言えません。

ですが、そんな国でも、販売実績は結構すごいのです。資源バブルの2012年、世界中でオフローダーから愛されているメルセデスのGクラスというのがありますが、なんと世界で2番目にGクラスの新車が多く売れたんだそうです、モンゴルで!

確かにGクラスはモンゴルで人気です。Gクラスというのは、メルセデスの元祖SUVと言えるモデルで、以前はゲレンデバーゲンと呼ばれていました。

古典的なカクカクしたスクエアーなスタイルで、見ればすぐにわかるモデルです。もちろん、高価です。日本では一番安いモデルでも1000万円以上します。

新車ではなくとも、ドイツからの中古車はかなり入っており、レクサスLXと人気を二分しているほどといえます。モンゴルでの高級SUV人気は、日本に住んでいてはなかなか想像できないでしょうね。




クルマといえば、とにかく今多いのがプリウスです。こちらで聞いた話では、中古車を含め、全輸入車の64%がトヨタなんだそうです。で、そのうちの43%がプリウスとのこと。

つまり単純計算では、全体の27%がプリウス1車種で占められているということです。数字のイメージはわきませんね。

例えば、今年の3月の日本国内の販売台数を見てみましょう。乗用車からトラック、バスまで入れて全登録車に占める販売上位車種を見てみます。

1位はプリウスです。これだけで8%です。次はアクアで6%。次がフィットで4%。ここまででもまだ、上位3車種で20%です。

結局、上位7車種の合計でやっと27%になるという計算です。日本でのプリウス、アクア、フィット、ノート、シエンタ、ヴォクシー、カローラという売れ筋車種の合計に匹敵するシェアをモンゴルではプリウス1車種が占めているということです。

なので街で見るプリウスの数は「異様」に多いです。到着したとき、空港で見たプリウスにはびっくりしました。駐車場に7-8台のプリウスが連続して並んでいました。

走行中でも、対向車で最高8台連続プリウスというのと出会いました。タクシー(白タクですけど)も今や圧倒的にプリウスが多いです。

こんなにプリウスが多い街は、日本では見たことがありません。私の経験では、サンフランシスコのほとんどのタクシーがプリウスであったことの次に多く見る街がウランバートルだということになります。

なぜか?

それはやはり税制によるところが大きいとのことです。税制の詳細は知りませんが、ハイブリッド車の輸入税は免除?か、かなり低減されているということです。

輸入税といえば、日本とのEPAが締結されたら、生産から3年以内の車は輸入税が無くなるとモンゴルの人たちは口にしています。

モンゴルで3年以内となると、ほとんど新車扱いのようなクルマですね。もしこれが成立すると、モンゴルも年式の新しい中古車が増え、その先は新車市場の拡大があるのかもしれません。






Last updated  2016.05.20 23:41:27
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2016.01.15
昨日、今日と本ブログへの訪問者数が普段の5割くらい増えています。

どんな記事が読まれているのかなと見てみました。楽天ブログでは「よく読まれている記事」というコーナーがあり、上位30から40記事くらいが載っています。

よく読まれた期間はいつなのか?など定義は全く分かりませんが、訪問者数が増えたりすると時々見ます。

以前にもお伝えしましたが、本ブログの特徴(他のブログは知りませんけど)は、新しくアップした記事よりも昔の記事の方が圧倒的に読まれているという傾向があります。

そういう意味では、新しい記事を待ってくださる方々よりも、検索等で探し出して来る方の方が多いのかなと思われます。

で、今回「よく読まれている記事」を見ると・・・自動車関連の記事が上位に来ています。

1位「日本からモンゴルへの中古車輸入実態(1)」(2015年2月7日付け)、2位「モンゴルの自動車販売状況(2)」(2014年6月22日付け)、3位「日本からモンゴルへの中古車輸入実態(4)」(2015年2月15日付け)とトップ3はすべて自動車関連でした。

これ以外にも、6位、8位、10位も自動車関連でした。ここまで自動車関連記事が上位に集中したという記憶はないので、おそらく複数の方々がモンゴルの自動車市場を調べているんだろうなと推測します。

自動車関連の会社がモンゴルの自動車市場に興味を持ってくれるのは、それはそれで嬉しいですね。新車か中古車かはわかりませんが、日本企業が本格的に取り組んでくれることは歓迎します。

現在モンゴル新車市場では、トヨタ、日産、スバル、スズキがメーカー公認のディーラーを持っています。とはいえ、日本からの資本参加はなく、すべてモンゴル資本のディーラーです。

三菱ディーラーは以前はありましたが、現在はないようです。ですが、三菱も検討はしているらしいことは聞きました。ホンダも検討中と聞きましたが、もちろん真偽のほどは不明です。

これらの中で一番売れているのはどこか?当然のように答えはトヨタです。しかも車種はランクルです。モンゴルへ行った方はお分かりだと思いますが、モンゴルではランドクルーザーが街中に走っており、ダントツの人気を誇っています。

街で見かけるランクルのほぼすべては日本かアメリカからの中古(右ハンドルなら日本、左ハンドルならアメリカ)と見て間違いありませんが、その膨大な中古車市場に新車も増えてきているそうです。

やはり新車のランクルが増えたのはタバンボグドが扱うようになってからだと思います。

以前、トヨタの新車ディーラーがまだなかったころは、日産を扱うMONNISがランクルの対抗車であるパトロールを結構売っていたように記憶していますが、ランクルの新車が正式に売られるようになってからは、かなり低迷していると聞きました。

モンゴル市場は未だにほとんどが(多分90から95%)輸入中古車なので、新車を買うのはお金持ちだけだと考えていいでしょう。

そのお金持ちは、中途半端にカローラとかカムリの新車、あるいはRAV-4の新車を買うことはせず、買うならランクルです。もちろん、それ以上のお金持ちはレクサスLXを買います。

先月モンゴルに行ったときに、ある企業の社長さんにオフィスまで送ってもらった時に「あれ?このLXつい最近変わったばかりのデザインだな」と気づきました。

で、後ろに回って見ると、やはりタバンボグドの名前が書かれていました。やっぱり新車だったんですね。

一体いくらになるかわかりませんが、日本でも1100万円ですから、まあ1500万円以上はするんでしょうね。確かに快適でしたね。

ホンダはモンゴルに進出するかはわかりません。モンゴルの田舎でも大丈夫だと言えるようなSUVをラインナップに持っていないので、モンゴルに来ても目玉商品がありません。CR-Vでは正直、モンゴルでは役不足です。

今は中古車中心の市場であることは間違いありませんが、いずれ新車市場が拡大していくものと期待されますので、日本企業が本格的に進出することを望みます。






Last updated  2016.01.15 21:42:04
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2015.10.08
米国政府が「イスラム国(IS)が首都と位置付けるシリア北部ラッカを走行する車列では、車両の3分の2以上がトヨタ製とみられ、他に三菱自動車やいすゞ自動車がある」と指摘しているとの報道がありました。

その上で、なぜトヨタ車が多いのかをトヨタ社に説明を求めたというのです。要はテロに加担していないかということです。

「は?」「何それ?」って感じです。

米国政府が自国至上主義で、特に自動車などの戦略品については他国製品を排除したがっているのは知っていましたが、ここまでやるかという感じです。

VWが米国での調査で痛い目に合っているので、ついでにトヨタもとでも思っているのでしょうか?もしISの車両のほとんどがジープであっても同じことを言うのですかね?

そもそもテロリストだろうと、一般政府だろうと、普通の中東の人たちだろうとトヨタのランドクルーザーは絶大なる人気があります。もちろん、その理由は信頼性です。

あまりの人気ぶりに、ランクルの中古車の値段はいつも国際的に高止まりしているのです。モンゴルもそうですが、おそらくISが買っているランクルもそのほとんどが中古車でしょう。

中古車の管理責任までトヨタに責任を負わすのはあまりにやりすぎであり、やはりその裏の意図を感じてしまいます。

日本やアメリカでは「好きな車を買えばいい」と簡単に言えますが、自分の生命をクルマに託さなくてはならない厳しい土地では、信頼性に勝る理由はありません。

私はモンゴルに行く前まではただの一度もトヨタ車を買ったことはありませんでしたし、おそらく一生トヨタ車とは縁がないだろうなと思っていました。ですが、そんな考えはモンゴルに行って一変しました。

ウランバートル市内だけを移動するのであれば、乗用車系の4輪駆動車でもいいでしょうが、冬にUBから出ることを考えるとやはりランクル以外は考えられません。もちろん、サファリやパジェロも十分な選択肢ですけど。

私は一度も乗ったことがなかったヒュンダイのSUVでも、興味本位でいいかなとも思いましたが、「ヒュンダイの新車よりトヨタの中古の方が絶対に安心」とモンゴル人に言われ、迷うことなくランクルにしました。

とはいえ、ランクル200(大きい方)は5年でも10年落ちでもやたら高いので諦め、プラドの9年落ちを買って乗っていました。

やはり安心感は絶大でしたね。他のメーカーとモンゴルの地で乗り比べたわけではありませんが、荒れ地や冬の道などでも怖い思いをしたことはありませんでした。

モンゴルでは昔からランクルやパジェロが人気でしたが、その後も全く変化がなかったわけではありません。

トヨタの初代ハリアーが出て、それをレクサスRXの名前で売り出した時やその後の日産ムラーノが出た時など、そのスタイルに惹かれて、日本やアメリカからたくさん中古車が輸入されました。

ですが、その人気は長くは続きませんでした。なぜか?見た目はランクルのように見えるけど、性能的にあまりにも違うからです。

日本の都市部で乗っている限りは大した違いはありませんが、モンゴルの道なき道を走る時には、大きな差が出てしまったからです。

その後、モンゴルにもバブルが訪れBMWX5やポルシェのカイエンなどの高級SUVを随分見かけました。ですが、その多くはUB市内を走るためです。

ある夏にフブスグルへ行ったとき、庁舎前の広場にものすごくたくさんのランクルが止まっていたのを鮮明に覚えています。恐らくおのときよりたくさんのランクル(だけ)を見ることはこれかもないでしょう。

そのほとんどが「ウランバートルのナンバー」でした。UBからたくさんのお偉いさんが来ていたのです。

ですが、UBではあんなにたくさん走っていた欧州系の高級SUVはただの1台も止まっていなかったことに驚きました。田舎へ行くにはやっぱりランクルってことです。

残念ながら知名度抜群のジープは、その走行性能ではランクルに全く歯が立たないそうです。中古市場においてその信頼性で選ばれたトヨタ車を米国政府が狙う理由はよくわかりませんが、基本的には米国車じゃないからでしょう。


米国政府に聞きたいです。

最近のイスラム国の映像を見たら、ISの戦士たちがiPhoneを使っているのがわかったら、アップル社を調査するのでしょうか?

最近のイスラム国のパソコンのほとんどがウィンドウズまたはマックのOSを使っており、そのPCでサイバー攻撃をしていることがわかった時に、マイクロソフト社とアップル社を調査するんですかね?

やっぱり米国政府も身勝手そうです。






Last updated  2015.10.13 00:12:51
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2015.02.15
ちょっと日にちが空きましたが、2月9日付けの「日本からモンゴルへの中古車輸入実態(3) 」の続きです。





そんな中、トラックのシェアが日本はなんでたったの5%なのか?

端的に言えば、本気で売ろうとしている人や企業がないということだと思います。乗用車、しかも中古乗用車の場合は、最終消費者は個人の場合が多く、その個人の意向・ニーズを汲んで、輸入業者が日本や世界から輸入してきます。

ここにはメーカーが介在する必要はありません。新車販売はもちろん違いますが、それは極端に小さいマーケットです。

トラック系の場合はどうか?

大型鉱山の場合は、当然キャタピラーやその他有力メーカーがモンゴルの代理店と組んで商談します。ですが、コマツや日立がその気になったのは最近のことで、ほとんど実績はありませんでした。

その他中小鉱山向けのトラックに至っては、誰も日系メーカーを売ろうなんて代理店はありませんし、日系メーカーも全く力を入れていません。

非鉱山エリアでは、ヒュンダイ、デーウなどの商用車を中古・新車に関わらず輸入販売しようとする代理店や個人業者は結構おり、低価格を武器にこうした企業向け・商店向けマーケットに入っています。

ここでも、日系企業は存在感はゼロに近く、せいぜい乗用車輸入をしている人がついでに見つけたトラックなどを輸入している程度です。恐らく、コストがあまりにも違い過ぎて韓国系には勝てないのでしょう。

最終消費者が個人である乗用車の場合はブランドが効果ありますが、バスや小型商用車はコスト第一と考えて差支えないでしょう。要するに、日系企業は自ら努力してユーザーを獲得するという行為はモンゴルではほとんどやってないということです。

B2Cは消費者からの引きで商売できるが、B2Bはフォローする営業組織が必要だということだと思います。

日本はトラックでは韓国の次かと思いきや、なんとその後に2つの国がランクインしています。多分、想像もつかないでしょう。

一つがインドでシェア9%です。これはなんでしょう?私にもわかりません。インドのトラックがモンゴルの市場の1割近くもある?と思って調べたら・・・

なんとびっくり、2004年に韓国のデーウのトラック部門を買収し、タタ・デーウとなっていたんですね。モンゴルではDaewooの名前で走っています。

しかもタタそのものは中大型商用車で世界5位の実績があるんだそうです。それなら確かにわかります。デーウブランドの中大型トラックは確かに良く見た覚えがあります。多くは韓国から来るのでしょうが、中にはインド生産のものもあるってことなんでしょう。


もう一つがベラルーシでシェア8%です。ベラルーシのトラック?そんなの聞いたことないと思いますが、旧ソ連時代から有名な建設機械メーカーが存在し、そこが大型トラックを供給しているという歴史があります。

例えばBelazというブランドは鉱山に強いトラックで有名ですが、UBの街中で見ることはあまりないでしょう。

モンゴルの中古自動車市場を見るだけでも、結構いろんな側面が見れるのは面白いです。が、一つ言えるのは、日本の自動車メーカーが本気でモンゴル市場を攻めた実績はないということです。

(完)







Last updated  2015.02.18 10:07:32
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2015.01.24
ちょっと中古車屋さんを覘いてみました。そこにはアメリカ専用車がたくさん並んでました。



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  • 左2台はトヨタのアメリカ専用の大型SUVセコイアです。右はフォルクスワーゲンのトゥアレグです。



    SUVが中心ですが、乗用車も売ってました。



    img_6[2].jpg



  • 手前右からベンツのSUV・ML、レクサスLS、BMWX5、ランクル、レクサスLXと続きます。レクサスの一番高いセダン(セルシオの後継車)はかなり市内で走っているのを見かけました。金持ちには、市内はレクサスLS、郊外へはレンジローバーと乗り分けるのが人気だそうです。





    SUVにとってモンゴルの厳しい道路環境は、シティ派乗用車ベースの「なんちゃってSUV」か「本格的オフローダー」かのリトマス試験紙のような国です。こちらは、圧倒的にアメリカからの中古車が多いので、どれが人気かはメーカーのプロモーションよりは口コミが強いです。


    地元の人に聞きました。「どれなら、モンゴルの草原を走れる?」

    トヨタ(レクサス)のハリアー(RX)はもちろんだめ。日産ムラーノはスタイルがいいので人気だけど、田舎には行けない。インフィニティFX(アメリカやロシアで大人気)も近年人気ですが、やはり街乗り専用。

    BMWのX5、X3もよく見ますが、これも田舎は無理。ホンダのパイロット(アメリカ専用車)も無理。アウディQ7もフォルクスワーゲンのトゥアレグもだめ。

    「ダメって、具体的にどういう意味?」と聞くと、「壊れるということ」と言ってました。

    確かに、以前ゴビ砂漠を走った時はローバーの110でしたが、道なき道数百キロを時速7-80Kmで走るので、乗用車ベースの車では一発でシャーシがいかれるなと思いました。

    じゃあ、どれならいいのか?一番に出てくるのは言うまでもなくランドクルーザーです。レクサスのLXも含みます。これはもうイメージとかではなく、この地に住む人たちの「実感値」なのでしょう。「とにかく丈夫で壊れない」と言います。パジェロも大丈夫だそうです。

    あとは、日本車のトラックベースの車です。上記のトヨタ・セコイア、日産ではエクステラ、インフィニティQXなどのアメリカ専用車も大丈夫と言ってました。


    ちなみに韓国系は論外だそうです。街乗りとしてはいいけど、草原は無理だそうです。



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  • ちなみに友人はお母さんの日産エクステラを借りて乗ってました。現在、アメリカに注文したレクサスLX(もちろん中古)が届くのを待っているそうです。




    値段の相場を聞くと、ランドクルーザー100の場合6年から8年落ち(2002年から2000年モデル)の6万キロから15万キロほどの走行距離でやっと4万ドル(440万円)を切り、3万5千ー3万8千ドルレベルだそうです。高いな~、というのが印象です。

    でも、日本の中古車検索をしてもやはりそのくらいでした。国際商品である「中古のランクル」は、世界各地から引っ張りだこなので、6年以上たってもなかなか値落ちしないのでしょう。

    これより年式が新しければ当然高く、4-6万ドルくらいだそうです。日本車で高かったのはインフィニティFXで、やはり4万5千ドルくらいでした。もちろん、すべて中古車です。


    繰り返しますが、一人当たりGDPが1400ドル(16万円)の国で、なんでこんなに値の張るランクルが売れるのか不思議です。

    私の田舎新潟も雪は降りますが、こんなに走ってません。コンパクトカー、ミニバンそして軽自動車(4駆が多い)がほとんどです。不思議な構図です。統計だけでは見えてこない途上国の実態が少し見えるようでした。

    (完)






    Last updated  2015.01.26 09:35:02
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    2015.01.23
    モンゴルから日本へ帰国した後の本ブログはモンゴルの情勢の分析などが中心で、モンゴルそのものを伝える機会が少なかったように思います。ですので、本ブログの開始前に書いた内容を時々アップしようと思います。ちょっと古い内容ですが、まだモンゴルのことをあまり知らなかった頃です。お楽しみいただければと思います。

    今回は2008年6月付け「ウランバートル徒然日記」(ウランバートル・クルマ事情)という題名の記事です。



    ウランバートルに着いて感じたのは、車が多様化してるな、ということです。以前のブログ、「あのマーク2・3兄弟はどこへ消えた?」にもあるように、2年前は乗用車市場ではマーク2・3兄弟が「笑っちゃうくらい」多かったです。

    もちろん、すべて日本からの中古車輸入です。SUVは、ほとんどランドクルーザーかパジェロでした。ですが、現在の様相はその当時とかなり異なっています。

    まず、乗用車ですが、相変わらずマーク2の3兄弟は多いですが、さすがに以前のように乗用車の「7-8割」ということはありません。どんどん多様化していました。日本で6-7年前によく走っていた車が多いです。


    img_1[1] (4).jpg


  • まだ健在のクレスタです。日本でチェイサーもクレスタも消滅したので、当然ですがこの地での台数も減ってきています。なんとなく6-7年前の日本を見ているようでした。


    ヴィッツ、イプサム、ティーダなどの比較的小さい車が増えてました。運転している人を見ると、若い女性や普通の「お兄さん」って感じの人が多いです。価格は現地ベースで50万円前後というところでしょう。日本なら軽自動車というところでしょうか。


    img_2[1] (4).jpg



  • 日本からの中古輸入のヴィッツです。日本でのマーク2系の販売激減を受けて、中古車発生も相当減ったのだろうと思います。その代り、日本で人気のコンパクトカーをこちらでも見ました。



    タクシーは相変わらず韓国車が多いですが、自家用車は今も日本の中古車が多いように思えました。

    ベトナムはバイクが多く、普通のお勤めの「OLさん」が車を運転している光景はありませんでしたが、ここウランバートルでは、バイクは皆無(冬は寒くて使い物にならない)ですが、一人当たりGDPが日本の20分の1の国とは思えないほど、普通に皆車に乗ってます。



    もっと変わったのがSUVです。モンゴルのような土地は、郊外へ行けば草原が多く、道なき道を走ることも多いです。ですので、以前も今もSUVが非常に多いのは同じです。




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  • 写真を見ると、2台に1台くらいがSUVであるのがわかります。ただ、この写真の中ではほとんどがランドクルーザーです。写真のバックには、横浜のホテルのような扇型のビルが建っています。




    以前はランドクルーザーとパジェロばかりでしたが、今はそれも多様化しています。しかも大型SUVがどんどん増えてます。


    img_4[1] (5).jpg



  • アウディQ7です。日本でもあまり見かけませんが、結構走ってました。

    この写真、画面全体に「白い粒々」が多く、写真が「失敗」したように見えますが、これらはすべて樹木の花粉だそうです。粒が大きいのにはびっくりしました。でも、花粉症の人はいないようです。私も大丈夫でした。


    (続く)








  • Last updated  2015.01.25 07:43:52
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    2014.11.24
    あまりに多いので、ちょっと観察してみました。街で出会う車のうち、4輪駆動車、タクシー、商用車などを除いた純粋な乗用車の中で、どのくらいのシェアがあるのだろうか、と。

    最初の10台を数えたら、なんと7台が「マーク2三兄弟」でした。まさか、と思って再び数えました。今度は、10台中8台です。これは凄い!

    「マーク2三兄弟」の絶頂期の愛知県でも、ここまではないでしょう。「カローラ」もあれば、「クラウン」もありますから。とにかく笑っちゃうくらい多かったです。

    「ランドクルーザー」の中古車価格が、なかなか値落ちしないのは有名です。その理由の一つに、海外マーケットからの需要が異常に多いことがあげられます。

    アジア、中東そしてアフリカでの「ランドクルーザー」の人気は、もしかしてアメリカでの「レクサス」の比ではないかもしれないと思えるほどです。

    日本で400-600万円するランクルは、これらの諸国での新車価格は、1000万円近かったり、それを超えるくらいに高いのだそうです。

    ですから、日本での新車価格とほとんど変わらない中古車でも、そういう国では引っ張りだこなのです。ちなみに、日本の新車はなかなか海外の輸入業者は買えないようです。

    モンゴルのある中古車業者の人は「いつも日本の業者には、ランクルが出たらとにかくこっちへ回してくれ!」と頼んでいるのだそうです。

    ですが、中東や中央アジア、アフリカの業者と競合するそうです。これらの需要圧力が常に強いので、日本国内でのランクルの値段はなかなか下がらないのです。中古車に関しては、ほとんど国境はないと思えるほどです。

    私のモンゴル人の友人は、なんとヤフオクで「パジェロ」を買ったそうです。もちろん、日本のヤフーオークションです。そこで買い付けて、後は運送屋を手配して、中国経由で列車に乗せてモンゴルまで運ぶのだそうです。

    これには驚きました。彼は、彼自身のために買ったのですが、当然こんなに簡単ならたくさんのアジアやアフリカのプロの業者が中古車の日本でのオークションを見てることでしょう。パソコンだけで買えるのだそうです。

    「マーク2三兄弟」もこれかな、と思いました。年間数十万台も売れていた車が、突然5分の1にまで需要が落ちたら、それらの中古車が暴落してしまう可能性があります。

    ですので、もしかしてそれらを意識的に輸出に回して、価格の下落の下支えをしたのかなと思いました。意図的かどうかは別にして、結果としては「マーク2三兄弟」の日本における中古車価格は、暴落することなく比較的安定したのだと思います。

    シベリアでも、「マーク2三兄弟」は人気車だとも聞きました。グローバル化は、トヨタという新車販売のメーカーだけでなく、こうした中古車販売も確実に進んでいるということが良くわかりました。

    NZなどの右ハンドル国だけでなく、モンゴルやロシア、更には中央アジアまで左ハンドルの国でも関係なく売れているのだということです。それが、中古車価格維持という、日本ユーザー(新車で買った人)のメリットへもつながっているのだと思います。

    それにしても、モンゴルのような荒れた道路、草原、砂漠など過酷な条件のある国での「トヨタ」ブランドの信頼性は、群を抜いてます。ここでは、日産もホンダも存在感は薄かったです。

    トヨタはモンゴルには本格的には進出してません。ですから、メーカーのブランド政策とは全く関係なく、ブランド力が強化されているというわけです。やはりキーワードは「恐るべしトヨタ」ですね。

    皮肉なのは、「マーク2三兄弟」は新車時は海外市場を意識した車ではなく、国内専用車だったということです。中古になってから、見事に国際車になったのです。

    (完)






    Last updated  2014.11.28 11:43:27
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    2014.11.23
    モンゴルから日本へ帰国した後の本ブログはモンゴルの情勢の分析などが中心で、モンゴルそのものを伝える機会が少なかったように思います。ですので、本ブログの開始前に書いた内容を時々アップしようと思います。ちょっと古い内容ですが、まだモンゴルのことをあまり知らなかった頃です。お楽しみいただければと思います。

    今回は2007年9月付け「あのマーク2三兄弟はどこへ消えた?」という題名の記事です。マーク2の2は本来ラテン数字で書きますが、このブログではそれは書けないので、便宜上「2」を使っています。



    「ハイソカー」なるネーミングでバブル期に売れに売れた「マーク2三兄弟」は、ご存知の方も多いと思います。

    「マーク2」は、「コロナ」の派生車として生まれ、その後は独立した車種となったトヨタの上級車種です。「コロナ」と「クラウン」の中間車種というポジションで、ライバルは日産の「スカイライン」と「ローレル」でした。

    今では信じられませんが、日産が凋落する前は、上級車(セドリック、グロリア、スカイライン、ローレル対クラウン、マーク2)や中級車(ブルーバード対コロナ)の領域では、日産はトヨタに拮抗していました。

    というか、トヨタを上回っていた時代すらありました。大衆車(サニー対カローラ)クラスでの圧倒的なトヨタの優位性で、総販売台数はトヨタが上回っていたものの、上級車は日産というイメージがありました。

    そこでトヨタは70年代、80年代と「チェイサー」と「クレスタ」という「マーク2」の外見を手直しした兄弟車を投入しました。

    それがバブル期とともに「ハイソカー・ブーム」に乗り、売れに売れて三兄弟合わせて月間4万台も売るという時期もあったほどです。月間4万台、マーク2だけでも2万台以上というのはどういう数字でしょうか?

    1年で一番車が売れるのは3月です。今年2007年の3月を見ると、「カローラ」のセダン、フィルダー、スパシオなどを全部合わせても2万台に届きません。もちろん、「カローラ」が一番なんですが。

    「マーク2」の後継車である「マークX」は、6300台程度です。既に、兄弟車の「チェイサー」「クレスタ」も絶版となっており、その後継で出てきた「プログレ」もほとんど数字にならない状況です。10年ほど前でも、3月には3万台以上も売っていた三兄弟は、今は5分の1以下になってしまいました。

    これは、ミニバンやコンパクトカーへの移行が原因のようです。確かに、以前は街で大量に見られましたが、まだまだ廃車にするような寿命ではないはず。

    一体あの大量の「マーク2三兄弟」はどこへ行ってしまったのでしょうか?今ももちろん見かけますが、圧倒的に少なくなっているのは事実です。

    で・す・が・いましたいました。大量の「マーク2三兄弟」が!

    多分、地球上で現在「マーク2三兄弟」の「シェア」(実台数ではなく、市場シェアという意味)が一番高いのは、モンゴルの首都ウランバートルではないかと思います。

    モンゴルは、92年の民主化後車の輸入が急激に増えました。しかも、その多くは新車ではなく中古車です。中古車の輸入は、当然ですがメーカーが力を入れたわけではなく、現地の業者が仕入れて売るわけです。

    モンゴルでは、自動車市場(トラックを除く)は大きく分けて3つに分かれると私は推定します。

    一つ目は、新車の乗用車市場。これは、韓国系が圧倒的に強いです。タクシーはほとんど現代かキアの小型車です。タクシー以外の個人所有はほとんど見ませんでした。(著者注:この時期の現代の小型タクシーが新車ってことはありませんね。この文章は大きな間違いです)

    二つ目の市場は、中古の輸入4輪駆動車市場。これは想像できると思いますが、草原が多い土地柄なのでその比率は大変高いです。高級ホテル、ちょっとしたリゾート地などはほとんどこの4駆です。

    朝昇龍を乗せて動くのももちろん4駆でしょう。中でも圧倒的に多く、ステータスが高いのがトヨタの「ランドクルーザー」です。

    トヨタブランドに加えて、アメリカから「レクサスLX」(ランクルを豪華にしたレクサスブランド車)も大人気です。次が、「パジェロ」か「レクサスRX「(日本ではハリアーと呼ばれてます)でしょうか。

    そして、三つ目の市場が中古車の輸入乗用車市場。これら3つの市場が3分の1ずつに分かれているような感じがしました。

    いや、新車市場が一番小さいでしょうね。この輸入中古車市場で圧倒的に多いのが「マーク2三兄弟」なのです。それも、凄い比率です。

    (続く)






    Last updated  2014.11.27 21:43:19
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    2014.06.22
    新車販売台数は、2010年11年は3,300台とまずまずでしたが、12年から2,200~2,300台程度に落ちたのです。

    では、中古との比較で見てみましょう。モンゴルの輸入台数(新車+中古車)ですので、新車販売台数と若干の時差はあるでしょうが、データとしては差支えない範囲だと思います。

    2011年の輸入台数は57,580台です。ここから新車の3,290台を引くと、中古車は53,290台となり、新車比率は5.7%となります。

    2012年は少し減って46,409台で新車2,290台、中古車44,119台となり、新車比率は5.2%と落ち込んでいます。

    2013年の輸入台数は44,679台で新車2,200台、中古車42,479台となり、新車比率は4.9%とさらに落ち込んでいます。

    うーん、ちょっと意外でしたね。昔はほとんど中古車ばかりだったのは正しいにしても、最近は新車比率が徐々に上がっているのかと思っていましたが、ここ3年は逆に減っているんですね。

    日本の自動車メーカーから見るとどう見えるんでしょうか?新車販売だけを見ると、年間でわずか2-3千台です。日本で一番新車販売の少ない鳥取県で年間2万5千台とのこと。

    確かに、新車ディーラー経営は簡単ではなさそうです。少なくとも、日本のメーカーが直接乗り出してディーラーを作る可能性はほぼゼロと言えます。

    ですが、今はほとんど中古車だけど、将来はほとんどが新車に置き換わると期待したら、年間4万台程度の市場となります。これは福井県の新車販売台数に近いです。

    モンゴルではクルマの人気が高く「どうしてトヨタはモンゴルに工場を作らないんだ?」などと聞かれたこともありますが、さすがにこの規模では無理ということです。

    その前に正式なディーラー開設の方が先でしょうが、何度かこのブログでお伝えしているように、タワンボグドの噂を含めまだモンゴルには正式なトヨタディーラーはないようです。新車市場が伸びてない現状も影響しているのでしょうか?

    ちなみに、お隣カザフスタンでは、トヨタのSUV車のノックダウン生産が始まるとの報道がありました。カザフからの輸入なんて、あり得ないんでしょうかね?新興国向けのSUVフォーチュナーは東南アジアでかなり人気あります。


    最後に輸入先を見てみましょう。2013年の金額シェア(台数シェアではないのです)は日本が77.9%、韓国は10.6%、以下ドイツ6.8%、米1.9、英国1.9%、中国0.1%です。

    中国のシェアがもっと増えるかと思いましたが、逆に2011年から減っています。

    これは金額シェアですから、台数シェアにするとちょっと変わるでしょうね。韓国からは、現代エラントラの中古がかなり安く入っていますから、台数ベースでは20%近くあるんじゃないかと思います。

    逆にドイツからのは新車も中古車も比較的高いですから、台数シェアはこの半分以下の3%程度ではないかと思います。

    あと細かいことを言えば、アメリカからの輸入車1.9%の中には、日本車もかなり含まれています。特にレクサスLX(ランクルのレクサス版)はモンゴルの富裕層には大人気で、そのお蔭もあり日本でレクサスを見る比率よりもモンゴルで見る比率の方が高いのは間違いないでしょう。

    こう見てくると、確かに最近のモンゴルでのクルマの増え方はものすごいものがありますが、人口比で見てもまだまだ少ないと言えるということです。

    逆に言えば、これからもかなり増えていきそうです。ウランバートルの渋滞は、当分の間は解消されそうにありません。インフラ整備をなんとかしてほしいものです。


    最後に、新車価格についてシュミレーションしてみましょう。2013年は台数は44,679台輸入され、金額では372,983千ドルとありましたので、日本円にして約380億円となります。このうち新車は2,200台です。

    モンゴルではほとんどの人が輸入中古車を買いますから、わざわざ新車を買うという人は超リッチな人に限られますので、販売される新車は高価なものばかりです。

    日産の人気車パトロールは確か8万ドルくらいだった記憶があります。一番安いティアナでも3万ドル以上はしました。

    BMWのX5も人気ありますが、10万ドルから15万ドルくらいでしょう。レンジローバーは新車で20万ドルと聞きました。

    アメリカ市場での平均新車価格が3万ドルを超えたと話題になりましたが、モンゴルの場合新車に限ればそんなもんじゃないでしょう。

    「低く」見積もって、新車の平均が6万ドル(約600万円ですが、これは仕入れ価格です)とすると、中古車42,479台の平均輸入単価は5,700ドル程度となります。

    中古で6万ドルのレクサスLXから3千ドルの現代エラントラまでいろいろありますが、大体肌感覚にも合っているような気がします。

    これらをもとに考えると、モンゴルでの新車の平均的な販売価格は750万円、中古車は80万円程度というところじゃないかと思います。

    もちろん、超ザックリの推定に過ぎませんが。この数字を見ただけでも、いかに「格差社会」になっているかわかりますね。

    ちなみに私が乗っていた9年落ちのランドクルーザープラドは、160万円ほどでした。日本じゃ考えられない高値ですね。街でよく見かける6-7年落ちのヴィッツは5-60万円といったところでした。

    (完)






    Last updated  2014.06.23 10:40:00
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