| | 監督・脚本 : シェイニー・ゲイベル | 出演 : ジョン・トラヴォルタ /スカーレット・ヨハンソン | 原作 : ロナルド・イヴァレット・カップス | 公式HP || | 「 ママの遺したラヴソング/A LOVE SONG FOR BOBBY LONG (2007) 」 監督は、脚本、制作も手がけたシェイニー・ゲイベル。本作が初監督作品となります。 主演は、22歳にしてその妖艶な色気は既にベテラン女優の風貌さえ伺わせるスカーレット・ヨハンソン 。「ノース/小さな旅人(1994)」でデビューし、ゴールデン・グローブ賞では、「ロスト・イン・トランスレーション(2003)」「真珠の耳飾りの少女 (2003) 」「マッチポイント (2005) 」、そして本作でそれぞれ主演女優賞にノミネートされています。そろそろアカデミー賞にも名前が挙がる日も遠い話ではないのではないでしょうか~ そして、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた「サタデー・ナイト・フィーバー (1977) 」で一世を風靡し、同じく主演男優賞にノミネートされた「パルプ・フィクション (1994) 」などの代表作がある他は「Be Cool/ビー・クール (2005) 」、「炎のメモリアル (2004) 」などで久々にお目にかかった気がしていました。たくさん作品には出ていますが、あまりヒット作には恵まれていないようですね。自家用ジェットや、ボーイング747の副操縦士の免許まで持つ飛行機好きとして有名のようです。 トラボルタ演じるボビーの助手役のローソンを演じるのは、「エネミー・ライン (2001) 」のガブリエル・マクト。なかなか魅力的な俳優さんです。次回作には、私も大変楽しみにしているアンジェリーナ・ジョリーやマット・デイモン、ショーン・ペンなど豪華出演人との共演の、原題「The Good Shepherd」の公開が待たれるところですね。
Story : フロリダで怠惰な生活を送るパーシーに、長年会っていなかった母の訃報が届く。ニューオーリンズの生家に帰ったパーシーを待っていたのは、見知らぬ二人の男。元文学部教授のボビー・ロングと彼を慕う作家志望の青年ローソン。古ぼけた一軒家で、嫌々ながらの同居生活が始まる。新しい生活、文学との出会い、初恋、そして初めて聞く亡き母の横顔。ささくれだっていたパーシーの心は、いつか少しづつ癒されていく。そしてある日、母が自分に宛てた一通の手紙を発見する。
[ 2007年4月7日公開 ]
ー goo映画より ー
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フロリダで学校にも行かずに怠惰な生活を送っていたパーシーでしたが、母の訃報によってやってきたニューオリンズの町で、その母を愛してやまなかった仲間達から温かく語られる母像に触れるにつれ、自分が祖母から聞かされていた母像とは違っていた事を知り少しずつまわりに心を開き始めていきます。 それでなくても22歳とは思えない妖艶な色気を漂わせるスカーレット・ヨハンソンですので、当初は、18歳の役はどうかと思っていましたが、天涯孤独で生きてきて周りにバリアを張り続けて生きて来た大人びた少女が、母の遺言によって図らずも同居人となったボビーとローソンに心を開き始めた頃には、その素直な18歳の少女そのものをみごとに演じていました。 パーシーを疎ましく思い、家から追い出したかったエロイただのアル中親父のように見えたボビーも、ある日の大喧嘩からパーシーの親の愛情を知らない孤独な少女の悲しみを知り、パーシーに心を開いていきます。以前は、周りから認められるカリスマ大学教授だった彼の過去を知ったパーシーも彼等に対する絆を繋ぎ始めます。 ニューオリンズの豊かで美しい自然の風景と劇中弾き語りで歌うトラボルタ演じるボビーの歌が温かく、バックに流れるBGMが大変心地よい流れる詩のようなストーリーに、最後は優しい涙が頬を伝います。
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~おしまい~
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