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カテゴリ:いろいろメガネ
友だちに、小さいときから勝手気ままな一人遊びが大好きで、今もまったくそのまんまの生き方を続けているイラストレーターがいます。 その人から、子どものころは一人で遊ぶのがとても大変だったという話を聞いたことがあります。 なにしろ一人でいるのが楽しいので、たとえば砂場などで一人で遊んでいると、必ず先生がやってきて言うんだそうです。 「友だちとみんなで遊びましょうね」って。 仕方がないから、しばらくはみんなと遊ぶのですが、やっぱり一人のほうがおもしろい。 で、また砂場に戻って遊んでいると、また困った顔をして先生が来る。 それを何度か繰り返しているうちに、しまいには、先生がほかの子ども二、三人を砂場まで送り込んできたそうです。 「いっしょに遊んであげてね」と。 なんとなくわかるような気がします。ありそうな話です。 その子の欲するものを見ないで形を見ている。一人という形を見ている。一人ぼっちという図式を見ている。一人ぼっちはよくない、“みんなで仲よしというのがいい”という形式で見る。 で、実のところこの先生は、何も見ていない、何も考えてない、何も感じていない、つまり教育者としてやるべきことをサボっている。 人にはいろいろな個性があって、その人にあった生き方をした方が、その人のもっているいい物を引き出せるんじゃないかなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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