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カテゴリ:自転車のはなし【ロードバイク】
以前のブログで「ディスクロードのメリット」について書いたことがありますが、それはあくまでも一般論(ネット情報など)でありまして、実体験ではありませんでした。それで、実際にはどうだったのか?それを実体験に基づいてちょっとだけ書かせてもらいます。 9月23日の大雨の中での「びえいセンチュリーライド」ですが、そう、ホントに凄い大雨だったのです。当日以降の参加された方のツイッターを見ていると、「下り坂でブレーキが全然効かなくてメチャ怖かった!」というツィートがとても多かったのです。確かにまるで小川のようになっている道の上を走る場面もたくさんありましたので、タイヤもホイールもブレーキも水浸し状態が6時間ほど続いたものでした。リムブレーキはその構造から雨に弱いと言われていますが、参加されたリムブレーキ搭載のバイク乗りの方はかなり苦労されていたようです。 そんな中で私は今回、初ディスクロード人だったのですが、その結果はどうだったかといいますと「全く何も不安は感じませんでした」よ。全然気にならなかったのです。軽くブレーキレバーを握るだけで平地の乾燥路面とまったく同じブレーキング感覚でした。 結論として、「ディスクブレーキ」の雨天時の効果は絶大でした! 【おさらい】 ・雨天でも制動力の低下が少ない ブレーキはパッドを押し当てることで生じる摩擦抵抗により、運動エネルギーを熱に変換して制動力を発揮しています。ディスクブレーキのパッドとローターは素材の特性上摩擦力が高く、熱への変換効率が高いため、雨天時でも制動力の低下が起こりずらくなっています。軟質なゴムパッドとリムで生じるリムブレーキの摩擦力に比べ、ずっと硬い素材同士のディスクパッドとディスクローターで生じるディスクブレーキの摩擦力の方が大きくなります。また、リムブレーキでもディスクブレーキでも、雨天時にはリムやディスクローターに「水の膜」が張ります。リムブレーキでは水膜を取り除くまでの「タイムラグ」が大きく、雨天で制動力が落ちる原因の一つとなっています。ディスクブレーキの場合、元々の摩擦抵抗の高さによる制動力にプラスして、摩擦抵抗による発熱温度が高いため、水膜を押しのけつつ更に摩擦熱で水分が飛ぶため、制動力を発揮するまでのタイムラグが少なく雨天でも効きが良いとされています。(ブレーキ直後のローターを触ると火傷するぐらいに温度が上がります。およそ200度~400度)また、リムブレーキは制動面であるリムが地面から近く水跳ねを受けやすいのに比べ、ディスクブレーキはディスクが地面から遠い場所にあるので、地面からの水の跳ね上げで制動面であるディスクが水に濡れにくいという構造上のメリットもあります。 よろしければポチっとお願いします! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.10.20 11:42:22
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