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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ(Far North )
- live in copenhagen jazzhouse -
第33回スカンジナビアンコネクションで来日する2トップの片方、Ove Ingemarssonの参加作品。 リーダーはデンマークのベーシストPeter Vuustです。 彼はデンマークでは、音楽学校で准教授しているしっかりした演奏技術を持ったベーシストです。 北欧のテクニシャン達は、基本的には前面に出て自分をアピールするベーシストが多いのですが、その方々比べるとちょっとベースプレイは地味目ですが、オリジナル曲を中心に高レベルな演奏内容です。 彼のリーダー作は、前作「The Big View」もピアノがLars Janssonなので楽しく聴かせてもらいました。 編成は基本的は、今回と同じサックスがはいるカルテットなのですが、曲によってパーカッションが入ったりしてます。サックスは、たぶんご兄弟。で、、このアルバムもなかなかの作品なのですが。。。 今回のアルバム、ラーシュヤンソン、アレックスリール、主役ピータブーストはもちろんですが、サックスでフィーチャーされたオーベイングマールソンの演奏は、、たまらないものがあるのです。 まあ、手放しで格好いいの連続なのね。。。 先日、紹介していた「Heart Of The Matter 」が1995年で、「New Blues」が2002年の録音ですから、その間に録音されたものです。 リリースは2003年ですが、ライブは2000年のコペンハーゲンのライブハウス「Copenhagen JazzHouse」での録音です。 全8曲、スタンダードはThe Masquerade is Over1曲だけで、後はピーターブーストの曲です。 彼、曲もなかなか良いのです。 オーベ、初リーダー作の頃に比べると、ぐっと落ち着いた音色で深みをましちょっとコルトレーン度が高くなった感じがします。マイケルブレッカーをはじめ現代テナーの美味しい遺伝子を抱え込み、北欧的遺伝子、伝統的な王道のジャズの遺伝子などをうまく融合させ、「雄々しさ」が備わった気がします。威風堂々。ってかな? Homesickは、前作でも演奏してる曲で、今回はタイトル曲。2曲、お気に入りなんでしょうね。 ビタースィートな感じのモーダルな曲なのですが、オーベのハードドライヴィングにブロウするソロがいきなりかっこ良すぎます。ラーシュも熱い。手厚いソロ。プッシュするアレックスリール。 拍手と共にオーベの素晴らしいサックスカンデンツァではじまる、The Masquerade is Over。インテンポになってからもとどまることなくのびのびと吹きまくる。リーダー作にも入っている曲なので、オーベの好きな曲なのかもしれませんね。でも、こっちの方が良いかなあぁぁ。。四人のチームワークもがっちりと軽快にスィングする演奏。 やはり、オーベの淀みなくあふれる数々のフレーズとラーシュの躍動感あふれるピアノが素晴らしい! Foundation and Earthは、ソプラノサックスでタイトルにふさわしく、雄大な雰囲気を表現している。 繰り返される、ピアノとサックスのユンゾンは、不思議な期待感をうむ。この感覚なんでしょう。。 前作のタイトル曲で幕開け曲となったThe Big View。 前回のジャケットはベースと大海原を望む姿でした。 ヤンソンファンなら、あっと思うような。。ヤンソンメロディと言っても良いような優しいキャッチーなメロディ。。。 比較的ベースは控えめな感じの曲が多いな中、ここでは、ピーターのベースがフィーチャーされていて、歌心もばっちりで。リリカルでかわいらしい感じにオーベのソプラノも決まってます。 Japanese Connection、、そう。。スカンジナビアンコネクションは、日本からの視点。。ですよね。 スウェーデンのミュージシャン達は、自分たちが極東の国日本でアルバムが評判になったり、ライブが頻繁に行なれたり、、日本にどのような感情を抱いているのでしょう。マイナーで静かなメロディが胸に響きます。 この沈む込むような深い色合いこそ、日本人がスウェーデンという国に惹かれる源を見るような気がします。 Nice Trick Dad!疾走感あるサックスの演奏に、思わずかけ声をかけたくなるような1曲。 ホンと、長尺なソロをこともなく流れるように決めてます。 Leda and the Colonel、はじまりは、何となく、オーベ節、って感じ。(笑) メンバー全員で、楽しんでる様子が手に取るように。後半のメンバーの一体感はホント素晴らしい。 Young Blue Eyes{ Mikkel's song}。。冒頭ヤンソンのピアノは優しく、はぁとフル。。 未来ある一つの命、、純真な目の輝きがそのままメロディになったようなかわいらしい曲。 間に入るヤンソンのソロも、美しく、情感たっぷり。暖かで、透明感のありメロディアスなピアノ。 オーベのソプラノもベースのソロも愛情のこもったロマンティックな柔らかな演奏です。 静かに、終演。。 8曲、1時間弱、その長さも、緩急もなかなか心地よく、かなりアグレッシブにサックスが吹きまくっているのですがリスナーはとても聴きやすく、そして聴き応えのある一枚となってます。 今回、スカンジナビアンコネクションで来日するのはこのメンバーではサックスのオーベ・イングマールソンだけです。 でも、このアルバムの演奏聴いたら、サックス好きなあなたはなら。。きっと、行きたくなるんじゃないかな。。 1.Homesick 2.The Masquerade is Over 3.Foundation and Earth 4.The Big View 5.Japanese Connection 6.Nice Trick Dad! 7.Leda and the Colonel 8.Young Blue Eyes{ Mikkel's song} Lars Jansson (p) Alex Riel (ds) Ove Ingemarsson (ts,ss) Peter Vuust (b) さて、、せっかく、新しいパソコンになって、グーブログにアクセスできたのに。。 昨日の我が家のメンティナンスで、、なんと、、再び、おじゃまできなくなっています。。 なぜだぁぁ。。。 でも、でも、今回はきっと、すぐに、どうにか、、なるでしょう。。たぶん。。 あぁ、、、、神よ。 春の嵐は、もう沢山です! つう事で、、ブラザー最中さま。。トラバできません。。 と、↓↓いよいよ明日からはじまります↓↓ 第33回 スカンジナビアン・コネクション ~「Obsolete Music/Personkrets II-V-I」 期間 2008年 4月15日 ~ 4月26日 初日は、苫小牧ですね!詳しくは、スカンジナビアンコネクションを主催するベーシスト森さんのサイト&ブログで。 新潟は、18日金曜日!ジョイアミーアでござる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月14日 17時16分14秒
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