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カテゴリ:SLの旅
「パレオエクスプレス」は、秩父鉄道の熊谷~三峰口間を昭和63年より走り始めたSL列車で、今でも春夏秋の週末を中心に走ってる。
「パレオエクスプレス」の「パレオ」は、2000万年くらい前にこの辺りに生息した海獣「パレオパラドキシア」にちなんで名付けたそうだ。 それにしても、今は海とは無縁の埼玉でも、昔は海だったとはちょっと意外だった。 SLに乗車の際は、普通乗車券類の他にSL整理券が必要になる。 整理券料金は、指定席700円・自由席500円となっている。 自由席券も枚数限定での発売だが、座席定員にあふれて立ち席の恐れも出てくる。 上りの始発の三峰口は関東の駅100選に選ばれた風情ある駅舎で、構内にはかつて秩父鉄道で走っていた電車や貨物車両が展示されている。 案の定、発車までは記念撮影の人たちでホームは賑やかだ。 C58のナンバープレート 元JR客車12系と元国鉄101系の組み合わせ そして14時3分に汽笛とともに三峰口を発車した。 車内販売では「SL弁当」(700円)が売られていた。内容は普通の幕の内だが、ご飯の上のノリがSLの形をしているのが楽しかった。 沿線では手を振っている人も多く、活気にあふれておる。といっても、この辺の沿線の人にとってはSLは毎週末に繰り広げられる恒例イベントなのだろうか。 浦山口付近では山の中に入るらしく速度が下がり、思わず声援をあげたくなる。 途中では小学生の団体が乗ってきて、一層車内が賑やかになり、いきなり、「ピザって10回言ってみて」というお遊びまでやっていて、なにげに受け継がれているネタだと実感した。 考えてみたらこの子たちが生まれた頃にはすでに「パレオエクスプレス」があったことになる。 長瀞では熊谷方面の各駅停車を先に通し、急行運転だけどノンビリした足取りで進んだ。 窓の隙間からはSLの煙のにおいが漂い、SLの醍醐味となっている。 東武東上線やJR八高線の接続駅の寄居で小学生の団体を始め、かなりの客が降りて車内は静まり、ノンビリとしたラストスパートとなり、16時18分に終点「熊谷」に着き、2時間15分のSLの旅は終わった。 熊谷着後、電気機関車が連結されて車庫に回送される。 客車と同じ塗装の機関車が粋な計らいだ。 秩父鉄道のページ 鉄道グラフィティー 秩父鉄道 国民宿舎 両神荘 大滝温泉 三峯神社 興雲閣 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.29 14:32:26
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