なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

阪神百貨店の駅弁大会は３年ぶりのご無沙汰でした。建て替え工事が完工してからは初めてでしたが、久しぶりに楽しめた内容であったのと、改築によって奥行きや天井が広くなり、圧迫感が和らぎました。ますのすしは実家用のおみやげとして購入したもので、北陸・能登の復興支援の一環としてでもあります。



お土産用に購入したますのすしは特選の方で、パッケージも通常版のものとは色彩が異なるものです。ロゴに金が使われていることで、プレミアム感を演出。デザインは中川一政画伯のもので、60年近くに渡って親しまれているお馴染みのものになりました。



特選に使われているサクラマスは通常版よりも肉厚で脂の乗った部分を使っているため、旨さと食べ応えが違います。添加物を使っていないので安心して食べられますね。美味しさについては◎。お酒と是非楽しみましょう（＾～＾）。醤油をつけて食べると旨味がさらに引き立ちます。

ここからは阪神の駅弁大会についてです。阪神の駅弁大会は京王に次ぐ約３００種類の駅弁が揃う大掛かりなもので、京王が東日本エリアを重視しているのに対し、阪神は西日本に強みを持った内容が特徴です。本来は京王の後の1月下旬に開催されますが、今年は昨年のタイガース日本一のこともあるのか、2月開催となりました。

期間が１週間しかないので京王とは違った戦略も必要にはなりますが、基本的には早寝早起きで大丈夫です。特徴として、人気駅弁については整理券制を採用しているので、整理券を開店前から並んで手に入れる必要があるものもあります。特に宮島口のあなごめし。これは早くから整理券を求めて並ぶ人が多いので、早い段階から並んで整理券をゲットするのが必須です。他には宮崎の上等椎茸めしやJR九州のD&S列車関連の弁当。これも午前中に並んでおかないと売り切れ必至のため、早起きして並ぶ方が確実です。

整理券は阪神百貨店のＨＰで配布場所を示しているので、事前に確認しておきましょう。京王とは違い、開店早々にダッシュする必要なないほどでした。それでも、開店1時間足らずで売り切れる駅弁もあるので、ＳＮＳ等でのチェックは必要ですね。また、淡路屋とまねきの駅弁を買いたい場合は、地下の売り場にもありますので、８Ｆの特設会場で買う場合は、地下で売っていないものを狙いましょう。この他、５５１の豚まんや赤福は当然のことながら特設会場にはありません。これらは大阪市内であれば他の百貨店でも手に入りますし、京都や神戸でも買えますので、無理に狙う必要はないでしょう。

行列が億劫な方には、オンラインで予約が可能な駅弁もあります。逃した方は来年度以降、活用されてみてはいかがでしょうか。

阪神は駅弁大会よりもタイガースショップの福袋や優勝セールでの行列が長くなる傾向がありますので、余裕をもった買い物ができる印象になりました。とはいえ、お昼までには売り切れる駅弁が多いのも事実ですので、やはり開店直後に行く方が確実ですよ！