カテゴリ:胆道閉鎖の三女
クルクル変わる研修医の名前と顔は、ほとんど印象に残らない。
でも、中には折に触れて思い出す研修医もいる。 その研修医は、”真面目”を絵に描いたような、”勉強(特に理数系)だけは得意です!!”というような・・・平たく言えば、化粧っ気も愛想もない若い女医だった。 ご多分にもれず、三女の採血に悪戦苦闘し、三女は泣き疲れ、押さえている看護師さんも私も疲労コンパイ。 どうにか必要量の採血が終わって、研修医も済まなそうに部屋を出て行った。 それから、診察の順番が来るまで病院内を三女と散歩していると、さきほどの研修医とバッタリ。 会釈をしてすれ違おうとしたとき、突然彼女は駈け寄って来て、三女を抱きしめ 「きみ~、さっきはごめんよ~・・・」 と言いながら、採血のあとをさすりながら謝っていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月09日 08時47分09秒
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