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カテゴリ:疾病
食事という毎日の栄養摂取、ついつい当たり前になり、その重要性の認識が薄くなる。 医療においてもそうであったが、最近はかなり見直されてその重要性が再認識されている。 管理栄養士も最新の情報を十分に勉強し、他の医療チームと連携して、患者のために十分な役割を果たして貰いたいものである。 医師や看護師、薬剤師らとともに栄養サポートチームの検討会に加わる鞍田さん(中央、大阪医療センターで) 昨年12月、大阪市中央区の国立病院機構大阪医療センターに、悪性リンパ腫(しゅ)の抗がん剤治療のため入院した奈良市の男性(75)は、看護師から、「食欲はあるかどうか」「下痢はないか」「おなかや足のむくみはないか」「体重の急激な減少はないか」といった食事についての質問を受けた。 翌日には、手元に「栄養状態や食事の計画」と書かれた紙が届いた。栄養状態を表す血液中のアルブミン値は正常範囲。「通常の形態のお食事です」となっていた。 だが、男性は11年前、別の病院で胃がんのため胃を全摘。胃がないために一度に多くを食べられない問題は抱えていた。家庭では、一口大のおにぎりを妻によく作ってもらった。「病院でもおにぎりにしてくれれば、抗がん剤治療中でも何とか元気が出そう」 看護師に伝えると、さっそく担当の管理栄養士が病室を訪れ、翌日から毎日、対応してくれた。茶わんのご飯は見るだけで食欲を失わせるが、小分けにしたおにぎりなら、残した分はラップに包み空いた時間に食べることもできる。 「以前は考えられなかった。病院も変わったものだと感激した」と男性は話す。現在は通院で治療を続けている。 管理栄養士の鞍田三貴(くらたみき)さん(武庫川女子大講師)は、「数値以上に、患者に会って得られる情報こそが重要」と話す。管理栄養士が100床あたり1人弱と少ない同医療センターでは、まず、看護師がチェックし、情報は栄養支援に携わる管理栄養士に届く。問題がある患者の元へは管理栄養士が赴く。主治医から個別対応の依頼が来る場合もある。 このシステムは2003年に消化器外科などの一部診療科から始め、3年がかりでほぼ全科へと拡大。円滑な連携のために、各診療科ごとに栄養支援担当の看護師を決め、管理栄養士も治療方針の話し合いに加わる。 通常の食事と異なる扱いをしたのは、全入院患者の6%に当たる約1800件(過去3年間)。この97%は、おにぎりの提供など食事の量や硬さの調節といった栄養士が対処できるものだった。一部に極度の栄養不良など、消化器専門医や看護師らとの専門チームでの支援が必要なケースがあった。 ちょっとした配慮に見えるかもしれないが、栄養摂取にとっては重要な問題がこれまで見過ごされていたことになる。「主治医や看護師らと密接な連携があってこそ、こういった患者に対応することができる」と、鞍田さんは話す。 入院患者の栄養管理計画 昨年4月から、保険診療の入院に関する費用に「栄養管理実施加算」が新設された。医師や管理栄養士など関係職種が共同して、患者の栄養状態に応じた管理をおこなった場合、患者1人1日につき12点(120円)が加算される。 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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