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カテゴリ:疾病
![]() 医療も訪問の時代である。 昔、我々の小さい頃は、医者というと往診だったが、その後病院が主体となり、最近は自宅での医療ということで、自宅訪問医療が見直されている。 各患者および家族の実際の生活の場でのアドバイスが生きた指導になり、より価値のあるものになる。 病院のいいところ、自宅のいいところを取り入れ、フレキシブルな医療を展開して行ってもらいたいものである。 ![]() 神奈川県大和市に住む小柴常男さん(73)の自宅を、1月下旬、同市内の南大和病院の管理栄養士、工藤美香さんが栄養指導に訪れた。 小柴さんは2003年に脳梗塞(こうそく)を起こし、ほぼ寝たきりの療養生活を送っている。妻のキシイさん(69)と二人暮らしだ。昨年12月に肺炎を起こして1か月ほど入院し、1週間前に退院したところだった。 ほぼ月に1度は訪れる工藤さんに、小柴さんは表情を崩し、顔の血色もよさそう。二の腕を触って、やせの具合をチェックし、「おなかの調子はいかがですか」と尋ねる工藤さんに、「下痢もまったくなくて、おかげさまで順調のようです」と、言葉の不自由な小柴さんに代わり、妻のキシイさんが答える。 訪問指導ではこれまで、口から飲み込みやすいよう、粉末の補助食品でとろみをつける方法などを台所で実際に調理しながら教わってきた。「病院とは違って、やり方をそのまま生かせるのでとても便利」とキシイさん。 口からの食事だけでは十分栄養がとれなくなった昨年、おなかに小さな穴をあけてチューブを差し込み、どろっとした液体の栄養剤を注入する胃ろうを作った。毎日3回、注入する栄養剤をセットするのもキシイさんの役目だ。点滴台の代わりに、かもいの柱に栄養剤のパックをつり下げる金具をつける工夫も一緒に考えた。 胃ろうを作った後も、甘党の小柴さんのために、水ようかんやゼリーといった飲み込みやすい食品を選んできた。食べものが誤って気管に入って肺炎を起こす危険から、今は中断しているが、「何とか復活させてあげたい」と、キシイさん。「専門家の言語聴覚士にも来てもらいましょう」と、工藤さんは答えた。 同病院では早くから訪問指導に積極的に取り組み、栄養科長の田中弥生さんは、1996年に設立した全国在宅訪問栄養食事指導研究会の代表を務める。田中さんは「食事は生活そのもの。どんな環境で、どんなものを作ってどんな風に食べているか、患者さんの生活の場に出かけてこそ、実践的で役立つアドバイスができる」と、訪問指導の意義を強調する。 在宅訪問指導は健康保険や介護保険の給付対象だが、広がりはいまひとつ。全国病院栄養士協議会の2004年の調査(対象8699病院)によると、実施している医療機関は6%だった。田中さんは、「診療所などで実施していることも多いので、積極的に活用してほしい」と話す。 在宅訪問栄養指導を行う医療機関 全国在宅訪問栄養食事指導研究会のホームページ(http://www.houeiken.jp)で検索できる。301病院から回答があった読売新聞アンケートで、年間100件以上だったのは、新日鉄室蘭総合(北海道)、亀田総合(千葉)、公立八鹿(兵庫)の3施設だった。 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月17日 07時08分55秒
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