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カテゴリ:疾病
母親が出産において体力的に不安がある場合、その選択は難しいものがある。 自分の命と引き換えにしてでも出産したいと思うであろうが、残された家族のこともある。 主治医その他セカンドオピニオンを充分に参考にして慎重に選択する必要があるだろう。 育児に励む中村敦子さん。美音ちゃんに絵本を読み聞かせる(千葉県船橋市の自宅で) 心臓に先天的な病気を持って生まれる人は、新生児の1%。多くが助かるようになったが、女性はお産を機に再び病気と向き合うことになる場合が多い。 熊本県の自営業、米原千奈美さん(36)は10年前、3人目の子の妊娠時に、同県内の産婦人科で出産を止められた。 「もしものことがあったら、2人のお子さんはどうなりますか。3人目を望むのは身勝手です」 米原さんは、先天性心疾患を患っていた。大動脈弁の異常で体に血を送り出しにくく、心臓に負担がかかる。小学5年生の時には、狭くなっている弁を切開して動きをよくする手術を受けて、体調が安定。中学ではバレーボール部に入るなど元気に過ごした。 21歳で長男、23歳で長女を出産したが、2度の出産は心臓の状態を悪化させていた。胎児が成長する妊娠7か月前後には、心臓が送り出す血液は1・5倍に増え、軽く走り続けているような状態になる。心臓への負担が増し、病気が悪化することがある。 米原さんは、子供を3人育てるのが夢だった。授かった子を、中絶したくはない。福岡県の大学病院にいた赤木禎治さん(岡山大学循環器疾患治療部助教授)に悩みを打ち明けた。 赤木さんは、米原さんを子供の時から知る医師の一人だった。超音波や血液検査で心機能をみた後、赤木さんは言った。「ぎりぎりの状態ですが、産めます」 3度目の妊娠、出産は、やはりきつかった。 米原さんは7か月目にめまいで倒れた。それ以降、安静のため入院したが、赤木さんと産婦人科の連携で二女を普通分娩(ぶんべん)で出産できた。1年後、大動脈弁の機能は著しく低下し、人工弁に替える手術を受けた。まさに、ぎりぎりだった。 千葉県船橋市の主婦、中村敦子さん(34)も、子供の時からの主治医に支えられて出産した。 心臓の壁(心室中隔)に穴が開くなどして、血液中の酸素が不足するファロー四徴(しちょう)で、4歳と14歳の時に手術を受けた。体調は良かったが、お産となると体に自信が持てなかった。 主治医で千葉県循環器病センターの成人先天性心疾患診療部長、丹羽公一郎さんと別の病院の産婦人科医に支えられ、昨年7月、無事に出産。長女の美音(みお)ちゃんを抱き上げ、中村さんは目を細める。 先天性心疾患の女性の出産は今後、増えることが予想される。丹羽さんは「安全な出産のためには、産科の施設の充実とともに長く患者を診てきた小児科や循環器科の医師と、産婦人科の連携強化が欠かせない」と話す。 先天性心疾患があった女性の妊娠・出産 ほとんどが出産可能とされるが、チアノーゼや重い大動脈弁の狭さく、肺高血圧などがあると難しい。人工弁を入れて血液を固まりにくくする薬「ワーファリン」を使う人は、薬が胎児に影響する危険があるため、別の薬に替えるなどの対策が必要。 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月07日 08時48分59秒
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