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カテゴリ:疾病
![]() 難治性疾患治療の方法として、専門になればいろいろなテクニックが考えられている。 例えば、潰瘍性大腸炎の場合は、「白血球除去」によりステロイド量を減らすことができる。 患者として重要なことは専門医の選択である。 ![]() 潰瘍(かいよう)性大腸炎の多くは、ステロイド剤で炎症を抑えられる。だが、この薬を使い続けると骨がもろくなったり、股(こ)関節の骨が壊死(えし)したりするなど、深刻な副作用が出てしまう。 そこで、ステロイド剤の減量を目的に行われるのが、炎症を悪化させる白血球を血液中から取り除く「血球成分除去療法」だ。 高校2年生の時に潰瘍性大腸炎と診断された千葉県の専門学校生C子さん(20)は2年前、ひどい血便と高熱が続き、近くの病院に入院した。ステロイド剤の服用を続けたが良くならず、東邦大学医療センター佐倉病院(千葉県佐倉市)に転院。消化器センター教授の鈴木康夫さんから血球成分除去療法を勧められた。 鈴木さんは「先が長い若者なので、ステロイド剤の増量はできるだけ避けたいと思いました」と話す。 ステロイド剤は、症状によって1日20~80ミリ・グラム服用するが、総投与量が1万ミリ・グラムを超えると、骨粗しょう症などの副作用が目立ってくる。C子さんは、このままステロイド剤を増やしていくと、数年後に1万ミリ・グラムを超えてしまう恐れがあった。 血球成分除去療法は、腕の静脈から血液を抜き、特殊な装置に通して白血球を取り除く。1回の治療は約1時間で、1800~3000ミリ・リットルの血液を処理する。これを週1~2回の割合で、5~10回行う。 C子さんは、約1か月の入院中に8回の治療を受けた。3回目を終えたころから腹痛や血便が治まり、ステロイド剤を徐々に減らすことができた。 除去療法で白血球が減少しても、すぐに作られるため、細菌などから体を守る働きは維持できる。一方で、できたばかりの白血球は大腸の炎症を起こす力が弱く、炎症は止まって大腸の粘膜が修復される。 治療後、頭痛や発熱が起こる人もいるが、多くは1日程度で治まる。現在、約1000施設で治療を受けることができる。 しかし、この治療を行っても、再発を防ぐことはできない。人によって異なるが、治療後1年以内に症状が現れることが多い。ステロイド剤を減らす意味は大きく、除去療法を再び行えば炎症は治まるが、仕事をしたり学校に通ったりしながら週1~2回、治療を繰り返すのは容易ではない。 鈴木さんは「ステロイド剤を使い過ぎて、17歳で腰ついを圧迫骨折した女性もいました。この治療は6~8割の患者さんに効果があります。ステロイド剤を減らせない場合などは、主治医に相談してみるといいと思います」と話す。 血球成分除去療法 1日に6回以上の血便や発熱などがある重症患者やステロイド剤が効きにくい患者を対象に、保険適用されている。ただ、潰瘍性大腸炎は年齢が若い患者が多く、ステロイド剤の使用を減らすため、症状が軽い患者も対象にすべきだとの意見もある。 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月12日 08時15分09秒
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