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健康、長生き、アンチエージング

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2008年09月27日
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カテゴリ:疾病

化学療法後のがんの再増殖の原因が明らかになったという。

抗がん剤はがんを死滅させると共に、がんの周りの栄養を提供する血管も破壊する。

その反作用として生体は血管増殖を高め、がんも再増殖するのでその血管増殖を阻害する薬剤を開発しているようである。

このことは現在の抗がん剤を使うことによって、より再発することが逆に証明されたようなものである。

すなわち、現在の抗がん剤は未完成品であり、患者の負担の割にはその有用性は薄い。

現在の抗がん剤はがんの縮小効果だけを注目されて開発されているが、患者にとっての延命効果、副作用の無さなど患者に対する全体的な有用性をもっと重視して貰いたいものである。 


癌(がん)化学療法を実施した後、しばしば腫瘍が急速に再増殖(リバウンド)する理由(機序)が明らかにされ、医学誌「Cancer Cell(癌細胞)」9月号に掲載された。研究チームはさらに、マウスで腫瘍の再増殖を防止する新しい方法を突き止めたという。

 カナダ、サニーブルックSunnybrook健康科学センター(トロント)のRobert Kerbel氏率いる国際チームは、一部の化学療法薬が、癌組織だけでなく、癌に酸素と栄養を供給する血管も破壊することを突き止めた。その結果、いわゆる「血管内皮前駆細胞(CEP)」の動員が誘発されるのだという。CEPは血管の前駆細胞で、損傷を受けた腫瘍組織に集結し、再生を可能にする。

 この作用はSDF-1αという細胞増殖因子によって媒介されるが、このSDF-1αの働きないし血管の発達を直接阻害する薬剤を併用することによって、化学療法の効果を高めることが可能だという。Kerbel氏は「これは陰と陽、作用・反作用のようなもの」と述べている。まず、薬剤が腫瘍に作用すると、それに対する身体の反作用として、薬剤の効果の一部が妨げられる。そのため、血管新生阻害薬やSDF-1を標的とする薬剤によってその反応(反作用)を弱めようというのが、今回の研究のポイントだという。

 この知見がヒトでも裏付けられれば、ベバシズマブ(商品名:アバスチン)などの血管新生阻害薬が、パクリタキセル(タキソール)のようなある種の化学療法薬と併用したときにのみ高い効果を発揮する理由が説明できる。また、化学療法後に腫瘍が急速に再増殖する理由や、この作用を抑えるのにSDF-1が新たな標的となる理由も明らかにできる。さらに実用的なレベルでは、どの併用療法について優先して臨床試験を実施すべきかを決定するのにも、この知見が役立つと思われる。

 今回の研究の核心となったのは、血管新生阻害薬と呼ばれる比較的新しいクラスの抗癌薬である。血管新生は腫瘍の発達に欠かせないものであり、抗血管新生療法はこのプロセスを標的とし、腫瘍への供給ラインを絶つというもの。通常は単独で処方されることはなく、従来の化学療法と併用される。しかし、血管新生阻害薬を併用しても化学療法薬の単独使用を上回る効果が得られないケースも多いことがわかっており、Kerbel氏らはその理由を突き止めるべく研究を続けていた。

[出典:HealthDay News]






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最終更新日  2008年09月27日 08時27分59秒
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