カテゴリ:博物・展示・音楽会
先月末、神奈川県の伊勢原市にある遺跡での、発掘現場見学会に参加した。 主催者は、かながわ考古学財団。 遺跡の発掘現場を公開して、広く遺跡やその時代の生活について知ってもらうというもの。 発掘した埋蔵物の説明、竪穴住居の説明、発掘の進め方の説明などがあった。 今回の現場は、中世の道と古代の竪穴住居跡。 土器の糸じり(器の底)を見ると、ロクロが使われたかどうか、 下敷きに何が使われたのかなどが分かる、という説明には、「目からウロコ」を感じた。 また、竪穴住居の柱の跡は、柱が朽ちてから土が覆うので、その跡が分かりやすいし、 その柱の跡を埋めた土にも注目していく必要がある、という説明もあった。 そして、質問タイムでは、こんなに浅いのに、なぜ竪穴と言うのか、 穴を掘ったら雨水が溜まるので、土を盛るのが普通の考えではないのか、 という質問をさせてもらった。 横穴に対して、竪穴と表現したと思う、北の方の寒い所は2メートルの深さがある。 竪穴の中には、入り込んだ雨水を溜めるための溝が掘られていた。 という回答だったが、溝を掘るなら住居の周囲ではないのか、という再質問には、 私たちは遺跡を掘るのが仕事なので・・・・と、かわされてしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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