カテゴリ:今さら聞けない
去年の夏、諏訪湖を訪問して、疑問に思ったことがある。 それは、諏訪湖と天竜川の間に高さ3.5メートルの水位差があり、 そこに水門が設けられていること。 天竜川の水源は滝だったのか、と去年の日記に書いてからも、 その水位差は気になっていた。 水門が作られる前はどうだったのかを知りたかったのだ。 今回、中山道を歩くに際し、この疑問を解くことにした。 現地に行けば何らかの資料がある、と思い、釜口水門を訪ねた。 諏訪湖には31の川が流れ込み、流れ出るのは天竜川ただ一つなので、 排水(流出)が間に合わずに、何回も大きな洪水が起きていた。 そのため、天竜川への出口を広げ、天竜川の川底を掘り下げ、流出を良くし、 掘り下げた分の3.5メートルの水門を作った、とのこと。 なので、昔は、天竜川から諏訪湖へ船が行き来できたので、 そのための舟通し水門があり、魚が上れるように魚道が設けられたそうだ。 6月から10月の洪水が予想される時期には、あらかじめ水位を下げておいて、 大雨に備えているという。 疑問がひとつ解決した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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