カテゴリ:台湾
画像は、台湾新幹線の乗車券(座席指定)。 左営(高雄)から台北まで、1490台湾ドル(5440円)だった。 この間の距離は、339Km。この距離は、日本だと、東京-三河安城の336Kmと ほぼ同じ距離だが、こだまの指定席は9720円だ。 タクシーの初乗りは、80ドル(295円)、 仏光山への直通バスは、およそ20Kmで、70ドル(255円)、 地下鉄の初乗りは、20ドル(73円)。 鉄道の運賃は、用地買収の費用に比例するようだが、 タクシーやバスは、用地買収には無縁だ。 人件費だけで片づけられない何かが料金に影響しているものと思われる。 インフラに国や地方が大きく関与しているのではないだろうか? マイカーを減らしての自然環境の保護、マイカーを持てない住民の支援、などで。 先日のブログに、「大江戸線の工事費を抑えるために、トンネルを小さくして、 車両も小さくする、という発想の国(国民)だから・・・」 と書いたら、「これって、どこがいけないのでしょうか?」とのコメントをいただいた。 私が言いたいのは、地下鉄を作ればいい、安く済ませればいい、という日本的官僚発想ではダメということ。 この時代に、天井が低く、向かい合わせの座席間が狭くて移動が難しい車両や、 狭くて歩行に支障があるプラットホームでは、住民の足として不十分だし、 快適さもなく、利用者のことを二の次三の次にしか考えていないからだ。 小さく産んで大きく育てる、という言葉があるが、 後になって地下鉄を大きくすることはできない。 産む時に、地下鉄を建設する時に、将来を十分に見越して判断をしなければならないのだ。 決して、その時の予算で納めようとしてはいけないのだ。 それが行政であり、それが、インフラ、ライフラインである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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