カテゴリ:診療・医療
12時間の手術の後、点滴の麻酔が切られ、全身麻酔がから醒めた。 「手術は無事に終わりましたよ~~」 と、声を掛けられたことは覚えているが、その後、ICU(集中治療室) に入るまでの記憶はほとんどない。 ICUには、ハイテクそうな器機が備えられ、カーテンで仕切られた、 20程のベッドが並んでいる。 と、落ち着いて観察したようなことを書いているが、 麻酔が切れていくとともに、体のあちこちに痛みを感じるようになった、 特に、自力では口の中のタンを出すことができない。 その都度、ナースコールを押して出してもらう。 そんな患者が20人もいれば、ナースコールの甲高い音と赤色の点滅は 一晩中続く。 そして、私の腕に付けられた血圧計が、1時間に一度、自動で動き出すから、 その度に浅い眠りから覚める。 そんな中、私に付けられたモニターが異常を発信した。 看護師や医師が駆けつけ、あれやこれやとチェックをする。 まさにICUなのだが、夜の8時半から翌朝10時頃まで、 ウトウトの連続だった。 早く入院ベッドに戻って、ぐっすりと眠りたいと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[診療・医療] カテゴリの最新記事
|
|