カテゴリ:大仏・般若心経・寺社
四国88カ所霊場、23番札所・薬王寺をお参りしたのだが、 駐車場も境内も、閑散としていた。 観光バスでの団体遍路もなく、マイカーや徒歩の個人遍路もいなかった。 春の遍路が始まっているだろうに、どうしたのだろう? 遍路の世界ではコロナ自粛が解けないのだろうか? この時代、遍路は不人気なのだろうか? そんなことを思った。 が、阿佐海岸鉄道で鉄印を貰っての、2日目、 土佐くろしお鉄道に向かう時、多くの徒歩遍路に会った。 いや、会った、のではなく、追い越した。 この海岸沿いは、23番札所から24番札所への道。 この間、75.4Km。四国88カ所巡礼で2番目に距離がある。 大きな荷物を背負って、編笠をかぶり、金剛杖をついて、 元気に歩いている。 私が街道ウオークで歩ける距離は、1日に15キロほど。 2日連続で歩くと、翌日は5キロがやっとだが、 このお遍路さん達は1日にどの位歩くのだろう。 重そうな荷物を背負っての徒歩は大変なことだ。 男の人が大半で、私のような年配者はいなかった。 また、ご婦人と呼べる年代の女性もいた。 お年寄りは遍路バスで巡るのだろう。 何を考えて歩いているのか、何を思って巡礼しょうとしたのか、 聞いてみたい気がした。 恋に破れたのか、生活に疲れたのか、仕事に行き詰まったのか、 88カ所を巡り終える頃には、辛い思いは晴れることだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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