|
テーマ:映画レビュー(890)
カテゴリ:アメリカ映画
≪ダイスの目の指示通りに事が起きてしまうゲーム。一度始めたら誰かが上がるまで決して止められません≫
子供受けが良いのですが、ファミリー向け作品といっていいでしょう。 クリス・ヴァン・オールズバーグの童話の映画化なので、原作を読まれた方も多いかもしれません。 いじめられっ子のアランは、父親の靴工場の工事現場の土中から木箱を見つけ家に持ち帰る。それは"Jumanji"と書かれた、実は100年の封印を解かれたゲーム盤だった。友達のサラとそのゲームを始めたアランだったが、それはダイスの目の指示通りに現実に起きてしまうとんでもないゲームだったのだ。そしてその目を出してしまったアランは、サラの目の前でゲームの中に吸い込まれてしまう。 それから26年後、今は空き家となった元のアランの家に住むことになったジュディとピーターが屋根裏部屋で見つけた"Jumanji"を始めると、吸血蚊やサル、ライオンが出てきてしまう。そしてピーターが出した目により26年ぶりにアランがゲーム盤から生還するが… 子供向けに作られたSFファンタジーとでもいうのでしょうが、なかなか面白いです。いろんなアフリカ、ジャングルの動物達が出てきて街中を疾走し、家はジャングルとなり洪水も起きてワニも泳ぐ。 誰かが上がるまで続けなければ、次々と変な生き物や恐ろしい人物が出てくるという絶え間ない緊張感があり、又10年前の映画ですが、当時としては良い出来のCGではなかったでしょうか。でも今観るとちょっとチャチに思えてしまうのも事実ですが。 でもあのアフリカのリズムを思わせるドラムの音が聴こえると、何だかドキドキと胸騒ぎを覚え怖くなるんですよね。次は何が出てくるか…と。本当にジャングルの中に迷い込んでしまったかのよう。 ロビン・ウィリアムスの相変わらずのおかしなはじけた演技もいいですし、キルスティン・ダンストが可愛いです。そして狂気のハンター、ジョナサン・ハイドが恐い! 納得できるラストシーンは感動的ですし、深く考えるような作品ではありませんが楽しめる映画です。 この続編『ザスーラ』ももうすぐ公開だそうです(日本では来年?)。 今度は宇宙が舞台だそうですが、楽しみ。 JUMANJI 1995年 監督:ジョー・ジョンストン 原作:クリス・ヴァン・オールズバーグ 脚本:ジョナサン・ヘンスレー、グレッグ・テイラー、ジム・ストレイ、クリス・ヴァン・オールズバーグ 出演:ロビン・ウィリアムズ、ボニー・ハント、キルスティン・ダンスト、ブラッドリー・ピアース、ジョナサン・ハイド ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アメリカ映画] カテゴリの最新記事
|
|