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2011.06.27
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カテゴリ:フランス映画

アガサ・クリスティ原作ものの映画化作品。


銃器コレクションをしている上院議員のアンリと妻は、週末に友人たちを屋敷に招いた。招かれたのは、精神科医とその妻。精神科医と不倫関係にある彫刻家。その彫刻家に憧れる作家と彼に恋する女性。アンリの妻の姪。そしてローマからやってきた女優とその運転手。総勢10名が今夜この屋敷に宿泊した。しかし、その翌日プールサイドで銃声がし、精神科医が倒れていた。そしてその傍らには彼の妻と、彼の愛人の彫刻家の姿があった。


本作は現在のフランスが舞台で、名探偵ポアロは出てきません。

実はこの精神科医、ここに出てくる女性の多くと関係があります。そしてその事をみんなが知っているので、お互いに嫉妬心もあり、誰が精神科医を殺害したのかわかりません。みんな疑いを持たれてもおかしくないのです。
しかし、割と簡単に犯人は想像出来てしまい、やはり思いのとおりだったか、となるラストで、ミステリーとかサスペンス色はあまり強くはありません。もう一ひねり、二ひねり欲しいところでした。
それよりも、登場人物の入り混じった関係の愛憎劇と捉えたほうがいいかも。個々の心情はもう少し詳しく描かれても良かったような気がします。

それでも、男女関係を描かせたらやはりフランス映画は表現にしろ、場面設定にしろどこか違う、と感じさせられるものがあります。
『華麗なるアリバイ』と言う邦題は、別に華麗でもなんでもないので、ちょっと違うと思いましたが…。


LE GRAND ALIBI
2007年
フランス
監督:パスカル・ボニゼール
脚本:パスカル・ボニゼール、ジェローム・ボジュール
原作:アガサ・クリスティ  『ホロー荘の殺人』
出演:ミュウ=ミュウ、ランベール・ウィルソン、ピエール・アルディティ、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、マチュー・ドゥミ   他




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Last updated  2011.06.27 17:58:37
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ETCマンツーマン英会話@ Re:『マイ・レフトフット』(05/09) 『マイ・レフトフット』を調べていてこち…
hoshiochi@ Re:☆君を想って海をゆく☆(03/18) はじめまして、こんばんは。私もこの映画…
Maria@ 残念ですけれど… まだまだ未読の映画レヴュー…少しずつ読め…
伊場拓也@ Re:Somewhere in time!(03/24) 同じ思いかも?考え所ですかね。
こぶたのベイブウ@ Re:Somewhere in time!(03/24) リラさんのブログ、今まで楽しく読んでい…

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