『大逆転』――これもまた、人生
まず、この書き込みは実際には13日に書いてますけど、日付は1月1日になってますので、そのつもりで読んでください。理由は、最後にわかります……。前回、このブログでジョン・ランディス監督作品の『ブルース・ブラザース』(1980年)って映画を紹介しましたよね。ブルース・ブラザースこの作品は大ヒットを記録し、当然続編制作の話も出たのですが。なんと、主演のジョン・ベルーシが、1982年にヤク中で死去。続編も、おジャン。その翌年の、1983年。『ブルース・ブラザース』で、主人公の相方・エルウッド・ブルース役だったダン・エイクロイドを主演に立て、さらに監督も同様に、ジョン・ランディスが務めた作品が、公開されました。その映画が、これ。大逆転(DVD) ◆20%OFF!『大逆転』(1983年)この映画、現在でこそエディ・マーフィ主演のような扱いを受けてますけどね。オープニングでは、ダン・エイクロイドの名前のほうが、先に出てきます。おそらく当時は、エイクロイドのほうが知名度があったんでしょうね。「ジョン・ベルーシに次ぐ新たな相棒の登場か?」なんて騒ぐ映画ファンも、いたらしいっす。エディ・マーフィはその後も、ジョン・ランディス監督の『星の王子ニューヨークへ行く』(1988年)や『ビバリーヒルズ・コップ3』(1994年)に出演しています。星の王子ニューヨークへ行く(DVD) ◆20%OFF!エディ・マーフィ/ビバリーヒルズ・コップ3 スペシャル・エディション【LowPヒ/V0「出世するのに必要なのは、生まれ持っての才能か、それとも取り巻く環境か?」この人類最大ともいえる疑問に、興味本位で取り組んでいたのは、商品仲買会社を経営するデューク兄弟(ラルフ・ベラミー&ドン・アメチー)。彼らはふたりの人物で実験することにしました。ひとりは、彼らの会社で若くして重役を務め、兄弟の姪との婚約も決まっていて、まさにエリート街道まっしぐらのルイス・ウィンソープ(ダン・エイクロイド)。もうひとりは、ホームレスのバレンタイン(エディ・マーフィ)。デューク兄弟の手回しでルイスは会社をクビになり、婚約者にも見捨てられて帰る家も失い、あっという間に貧乏のどん底に叩き落とされます。一方のバレンタインは、盗人の濡れ衣を着せられて拘留されていたところを、デューク兄弟が保釈金を払ってくれて出所。その後、彼らの会社でルイスが就いていたポストに収められるのでした。立場を入れ換えられたふたりのその後の行動を観察することで、実験を検証してみよう、というわけです。果たして、計画は上手くいくのか?実験の結果はいかに?その後、デューク兄弟の秘密の策略は、偶然バレンタインの耳に入ります。自分達がモルモットにされていたことをルイスに伝えると、すべてを失っていた彼は怒り心頭。まー当然ですな。復讐を誓ったふたりは、ある奇想天外な方法で、デューク兄弟を追いつめます!物語の終盤。作戦が成功し、兄弟に最悪の大ダメージを食らわせたルイス&バレンタインは、ふたりにこう呼びかけたのでした。「新年おめでとう!」そう、この映画のクライマックスは、お正月。偶然ですけど、今の時期にちょうど合ってますな。と、いうわけで。明けましておめでとうございます。相変わらず更新は滞りっぱなしですけど、今年もこのブログをよろしくお願います!