『悪の教典』――皆殺しロック
先日、映画『悪の教典』を観てきました。貴志祐介原作の小説を、三池崇史監督によって実写化された作品です。【送料無料】悪の教典(上) [ 貴志祐介 ]【送料無料】悪の教典(下) [ 貴志祐介 ]伊藤英明扮する高校教師が、自分の担任クラスの生徒を皆殺しにするお話。まるで出席をとるかのように、ひとりずつ。このあらすじを聞いたとき、(あらすじっていうわりに、簡単でしたけど)ぼくはこの映画を思い出しました。孤島でとある中学3年生ひとクラスが、生徒同士で殺し合う衝撃作。上映当時、各方面で物議を醸したそうです。バトル・ロワイアル [藤原竜也/前田亜季/ビートたけし]|中古DVD【中古】『バトル・ロワイアル』(2000年)でも、実際観てみるとね。この『悪の教典』っていう作品、『バトル・ロワイアル』より『黒い家』(1999年)に近かったです。『悪の教典』と同じく、原作は貴志祐介さんです。【23%OFF!】【送料無料】黒い家 【DVD】黒い家 角川ホラー文庫 / 貴志祐介 キシユウスケ 【文庫】どちらも精神異常者が人を殺しまくる物語。ぼくは、ホラー映画とかわりとなんですけど。この『黒い家』は、マジで怖かったです。その恐怖感ときたら、これまでに観たホラー作品でもBEST3に入るくらい。鑑賞後は、もう大竹しのぶさんの出演作品が観れなくなるんじゃないか、と思ったものでした。この『悪の教典』と『黒い家』。設定が、似てるといえば似てるんですけどね。根本的な違いは、『悪の教典』はバイオレンス・アクションなのに対し、『黒い家』はサイコ・ホラーなことですかね。これは、両作品の監督の違いもあると思います。『黒い家』を手がけた森田芳光監督の作品は、これまで何本も観てきてますけど、どちらかといえば大人向けな作風が多ったです。その辺追求しすぎたせいか、不倫の恋を描いた『失楽園』(1997年)は、やっちゃった感満載でした。失楽園(DVD) ◆20%OFF!これに比較して、『悪の教典』の三池崇史さんは、バリバリのエンタテインメント派ですからな。これまでのあの人の監督作も、特徴のはっきりした、アクの強いものが多かったです。そうそう、それに原作者の貴志祐介さん。『悪の教典』に、出演されてるらしいっす。どこでかは、よくわかりませんでしたけど。この人の作品が今春の月9でドラマ化された、『鍵のかかった部屋』にも、第3話に登場されてます。このドラマ、戸田恵梨香さん目当てで観てました。【21%OFF!】【送料無料】鍵のかかった部屋 DVD-BOX 【DVD】【送料無料】鍵のかかった部屋 [ 貴志祐介 ]意外と出たがりな作家さんなのかもしれませんね。