前述の【昭和17年・近衛歩兵第四連隊大島隊】と同じ兵舎前の写真が何枚かありました。
伯父によると、大島隊の面々が写っているとの事でしたが、何人かの階級などから昭和17年の写真と思われます。
上の写真には伯父が写っていませんし、ネガがいつものカメラのネガだったことから、これらの写真は伯父が撮影したようです。
こちらの写真も同じ兵舎前です。
立っている方の後には塔のようなものが立っていますが、よく見ると、【射撃優勝中隊】と書かれているのが判ります。
また、足元には何か立てかけるようなスタンドらしきものが見えますが、これは銃を掛ける時のもののようです。(下右側の写真)
今年で93歳になる伯父には、射撃優勝中隊のいきさつは記憶がないようでしたが、兵舎前こうしたものが建っていると言う事は、配属された近衛師団第四連隊大島隊は、射撃の大会で優勝した中隊ということのようです。
最初の学徒出陣によって軍隊に入営した伯父ですが、しばらくはこの青山の大島隊に所属することになります。
その後、昭和18年に【近衛歩兵第四連隊補充部隊】として甲府へ移動となり、最終的には伯父はスマトラへ赴く事になります。
この他の写真などは【昭和17年・射撃優勝中隊】を御覧下さい。
昭和からの贈りもの